海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の藤原紀香さんが、連続ドラマ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」(テレビ朝日系、土曜午後11時半)に出演することが分かった。物語の後半から、主人公の渉(伊藤淳史さん)のマンションの隣室に引っ越してくる謎多き美女・竹場ナオミ役で登場する。
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ドラマは、大竹玲二さんのマンガ「離婚しない男」(講談社)が原作。「日本での父親の親権獲得率はほぼ1割」といわれる離婚問題を題材にした作品で、主人公の渉が、妻・綾香(篠田麻里子さん)の不倫に気付いていないふりをしながら証拠を収集し、父親が親権を獲得する困難に立ち向かう姿を描くブラックコメディー。今年3月末をもって32年間続けてきた放送作家・脚本家業を引退する鈴木おさむさんの“最後の地上波連ドラ”にもなる。
綾香との“密会”をより刺激的にするべく、渉のマンションの隣室に引っ越してきた不倫相手のマサト(小池徹平さん)だが、なぜか早々に出て行ってしまう。その部屋に、間髪入れずに入居してくるのが、藤原さん演じるナオミ。上品な関西弁を話して“はんなりとした雰囲気”を漂わせるが、雰囲気と相反し、胸元をあらわにした大胆な服装をしている。渉とは引っ越しのあいさつで初対面するが、次第にそのオトナの魅力で、渉を翻弄(ほんろう)していく。
藤原さんは今作のオファーを受けた理由について「鈴木おさむさんの最後の地上波での脚本作ということで、ぜひともご一緒したいと思っていました。また、同じ事務所である篠田麻里子ちゃんのダーク・ヒロインぶりを私自身も見たいなと思っておりましたので、応援の気持ちもあり、お受けしました」と述べ、「それにしても、さすがはおさむさん! 擬音語を巧みに用いた脚本は本当に見事でした。私も笑いながら読ませていただきました(笑い)。すごく良い機会をいただけましたね」と話した。
演じるナオミについては「原作で描かれている竹場ナオミというキャラクターの、女性として未来に向かって成長していく姿に共感を覚えました。そして、実際に脚本を拝見して、作りようによってはすごく面白い役になるなと感じました。プロデューサーさんや監督さんとお話しして、台本に書かれている部分から、肉付けしていく作業が楽しかったですし、実際にどんどん魅力的になっていったと思います。その魅力が見てらっしゃる方に伝われば、うれしいですね」とコメント。
「“はんなり”と現れるのですが、やがて嵐のように騒動を巻き起こします。演じ甲斐(がい)がありましたし、すごく面白い役になっていると思います。脚本にも原作にもない関西弁を用いて演じていますが、ナオミの可愛らしさが伝わればいいなと、思い切りやらせていただきました」とアピールした。
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