「呪術廻戦」「チェンソーマン」で知られるアニメ制作会社・MAPPAのオリジナルテレビアニメ「全修。」が制作されることが分かった。タイトル「全修。」は、「全て修正する・オールリテーク」という意味のアニメ用語で、アニメ監督の広瀬ナツ子を主人公としたストーリーが描かれる。「月刊少女野崎くん」などの山崎みつえさんが監督を務め、「リトルウィッチアカデミア」などのうえのきみこさんが脚本を手がける。

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　同作は、高校卒業後にアニメーターとなり、才能を開花させてあっという間に監督デビューを果たした広瀬ナツ子が主人公。ナツ子の初監督作品は社会現象になるほどの大ヒットを記録し、次回作は初恋をテーマにした劇場ラブコメ作品に決定するも、人を好きになったことがないナツ子は制作に行き詰まる……という展開。

　メインキャストも発表され、永瀬アンナさんがナツ子を演じることが分かった。作中に登場する映画「滅びゆく物語」の主人公のルーク・ブレイブハートを浦和希さん、ユニオを釘宮理恵さん、メメルンを鈴木みのりさん、QJを陶山章央さんがそれぞれ演じる。

　永瀬さんは「オーディションで資料を読んだ時から、ナツ子をぜひ演じたいと思っていました。彼女には共感できるところが多くあり、今の私だからこそ表現できるものがあると思います……！！　放送を楽しみに待っていてください！」とコメントを寄せている。

　浦さんは「『全修。』はオーディションの時からワクワクするようなシナリオでぜひ関わってみたい！と思っていたので、ルーク役を任せていただけると聞いた時はとてもうれしかったです！　ルークは勇者の家系に生まれ戦いの中で生きてきた、まさに勇者の中の勇者！　そして映画『滅びゆく物語』の主人公ということで、『全修。』という作品の中でどのような活躍をしてくれるのか、とても楽しみです！」と話している。

　釘宮さんは「ユニオ役を担当させていただくことになりました釘宮理恵です。見た目はぬいぐるみ的で愛らしいですが、気持ちの強い、やんちゃ明るいキャラクターです！　みなさまに楽しんでいただけたなら何よりうれしいです。よろしくお願いいたします！」とコメント。

　鈴木さんは「メメルン役の鈴木みのりです！　数百年と長い時間を過ごしてきたからか、何があっても基本動じない彼女。感情を表には出さないからこそ、心の内を大切にしながら演じています。魅力たっぷりなナインソルジャーを、どうぞよろしくお願いします！」と話している。

　陶山さんは「肝心な時にスリープモードのQJ。僕も普段そんな感じなのでシンパシーを感じます。多少ポンコツでも、そんなところが可愛いじゃないですか。勇者パーティーのムードメーカーになれるように頑張ります」と語っている。

　3月23、24日に東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催される「AnimeJapan 2024」のブシロードブースに同作が出展する。

　◇スタッフ（敬称略）

　監督：山崎みつえ▽脚本：うえのきみこ▽キャラクター原案・世界観設定：辻野芳輝▽キャラクターデザイン・総作画監督：石川佳代子▽総作画監督：高原修司、早川加寿子、住本悦子▽副監督：野呂純恵▽美術監督：嶋田昭夫▽色彩設計：末永絢子▽撮影監督：藤田健太▽編集：武宮むつみ▽音楽：橋本由香利▽音響制作：dugout▽キャスティングマネジャー：谷村誠（サウンド・ウィング）▽アニメーションプロデューサー：小川崇博▽制作：MAPPA

　◇キャスト（敬称略）

　広瀬ナツ子：永瀬アンナ▽ルーク・ブレイブハート：浦和希▽ユニオ：釘宮理恵▽メメルン：鈴木みのり▽QJ：陶山章央