4月15日に始まる杉咲花さん主演のカンテレ・フジテレビ系“月10”ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(月曜午後10時)。原作は、「モーニング」(講談社)で2020年から連載中のマンガ「アンメット-ある脳外科医の日記-」。元脳外科医の子鹿ゆずるさんが原作、大槻閑人さんがマンガを手がけており、作中に登場するさまざまな症例や医師らの生き様にリアリティーがあると医療従事者のみならず、各方面で評判を呼んでいる。ここでは杉咲さん演じる“記憶障害の脳外科医”川内ミヤビを紹介する。
ウナギノボリ
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ミヤビは、丘陵セントラル病院の脳外科医。1年半前、不慮の事故で脳を損傷し、過去2年間の記憶をすべて失い、新しい記憶も1日限り、寝て起きたら前日の記憶がなくなってしまう記憶障害に。毎朝5時に起きて机の上の日記を読み、失った記憶を覚え直すことから1日が始まる。
現在は、関東医科大学病院脳神経外科の教授・大迫紘一(井浦新さん)の治療を受けながら、記憶をなくす前の研修先だった丘陵セントラル病院に勤務している。病状は、現状維持が精いっぱいで治療は難しいとされている。脳外科医の仕事への情熱にはフタをして、医療行為は一切行わず、看護助手として日々を明るく生きている。
ある日、ミヤビが勤務する丘陵セントラル病院に米国帰りの脳外科医、三瓶友治(若葉竜也さん)が着任し、ミヤビが院内を案内していると、急患が運び込まれてくる。患者は俳優の赤嶺レナで、検査の結果、脳こうそくと判明。夫でマネジャーの江本博嗣の同意を得て、すぐさま治療が行われることになる。三瓶はミヤビにも手伝うよう指示するが、看護師長の津幡玲子(吉瀬美智子さん)がそれを制止。三瓶は、治療後、救急部長の星前宏太(千葉雄大さん)から、ミヤビが記憶障害であることを聞かされる。
治療を受けたレナは目を覚ましたものの、言葉を出すことがほとんどできず、後遺症による失語症と診断。俳優として絶望的な状況を目の当たりにしながら、自分では何もできないミヤビは葛藤する。そんなミヤビに、三瓶は記憶障害のことを知った上で、「人手が足りないんだから、できることはやってもらわなきゃ困る」と言い放ち、ミヤビにも医師として診察や診断をさせるよう、院長の藤堂利幸(安井順平さん)に直談判する……。
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