福原遥:初の大河ドラマ出演 来年の「べらぼう」で蔦重を慕う当代一の花魁に 主演・横浜流星とは10年ぶり共演「心強いです!」

2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する福原遥さん
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2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する福原遥さん

 俳優の福原遥さんが、横浜流星さん主演で2025年に放送されるNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」に出演することが4月15日、明らかになった。福原さんは初の大河ドラマ出演となり、主人公の蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう、横浜さん)を慕う当代一の花魁(おいらん)、誰袖(たがそで)を演じる。

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 「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎の生涯を描く。脚本は、2013年後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ごちそうさん」や、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手掛けてきた森下佳子さんが担当する。今年夏頃にクランクインする予定。

 福原さんが演じる誰袖は、吉原の新興勢力・大文字屋の遊女。禿(かむろ)上がりの振袖新造(ふりそでしんぞう)の時には「かをり」と名乗り、蔦屋重三郎(横浜さん)に一方的な恋心を抱いていたが、成長し、吉原を代表する花魁となる。

 その後、老中の田沼意次の“懐刀”ともいえる勘定組頭を務めていた幕臣、土山宗次郎に祝儀を含めて1200両という莫大な金額で身請けされ、江戸中にその名を広めることとなる。その金の出所についてある疑惑が生まれ、やがて吉原と江戸幕府、そして蔦重と誰袖の人生を揺るがす大事件へと発展していく……。

 福原さんはNHK大河ドラマ初出演に、「大河ドラマに出演させていただくことは、目標にしていたことだったので、今もまだ信じられないくらい、本当にうれしく思っております。見てくださる皆さまに楽しんでいただける、愛される誰袖を演じられるよう精いっぱい頑張りたいです」と意気込みを語った。

 役どころを聞いて、「まず、江戸時代の花魁という世界は一体どんな世界なんだろうと思いました。すごくきらびやかに見える一方で、きっと陰もある世界に身を置く誰袖の心情、苦悩などいろんな顔があるだろうなと感じています」といい、「今まで自分が演じたことのない役どころなので、不安もありますが、誠心誠意努めてまいりたいと思います」と話している。

 「蔦屋重三郎との関係性もどうなっていくのかとても楽しみです」といい、「横浜さんとは10年くらい前に共演させていただいており(2014年公開の映画『烈車戦隊トッキュウジャーTHE MOVIE ギャラクシーラインSOS』)、今回またご一緒できると聞いて、とてもうれしかったですし、心強いです! 今からお芝居をご一緒できるのがとても楽しみです!」とコメントしている。

 1998年8月28日生まれ、埼玉県出身の福原さんは、小学1年生から子役として活動。2012年に「第20回ピチモオーディション」で約9000人の中からグランプリを受賞した。NHKでは、2009年から2013年まで子ども向け料理番組「クッキンアイドル!アイ!マイ!まいん!」に出演。2022年後期の連続テレビ小説「舞いあがれ!」ではヒロインを演じ、ドラマ「正直不動産」「正直不動産2」にも出演。2023年、映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」では主演を務めた。

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