光る君へ:“中国で最も有名な日本人”浩歌 朝ドラに続いて大河にも 宋の商人・朱仁聡役で出演「誇りを胸に」

NHK大河ドラマ「光る君へ」で朱仁聡を演じる浩歌さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」で朱仁聡を演じる浩歌さん (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第22回「越前の出会い」が、6月2日に放送される。同回から、浩歌(ハオゴー)さんが朱仁聡(ヂュレンツォン)役で登場する。

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 浩歌さんは中国を拠点に活動し「中国で最も有名な日本人」と言われる俳優。かつて矢野浩二名義で活動をしていたが、2022年9月に現在の芸名に改名。2023年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」にも、中国人作曲家・黎錦光(れいきんこう)役で出演した。

 「光る君へ」が初の大河ドラマで、演じる朱仁聡は、宋からやってきた商人らの長。船が漂着し、越前に逗留(とうりゅう)している。実は、宋の朝廷から、ある密命を負っており、越前国守の藤原為時(岸谷五朗さん)と交渉にあたる。

 浩歌さんは、昨年11月の出演発表の際「私は中国で23年間役者をやってきました。その中にも互いに信用するという思いが大事でした。私にとっての誇りは日本人として、日本人の心と中国人の心を理解している部分です。その誇りを胸に今回の北宋の商人・朱仁総をしっかり演じていければという気持ちです」と語っていた。

 「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

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