俳優の長谷川博己さんが主演を務めるTBS系「日曜劇場」枠(日曜午後9時)の連続ドラマ「アンチヒーロー」最終回が6月16日に放送された。ラストで展開した明墨(長谷川さん)と赤峰(北村匠海さん)のやりとりについて、SNSで話題になった。
ウナギノボリ
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12年前の糸井一家殺人事件の再審請求が通り、死刑判決を受けた志水の冤罪(えんざい)が確定的となった。赤峰から「再審はこれからですが、必ず無罪を勝ち取ります」と報告を受け、明墨は「ありがとう。ここまでこれたのは君たちのおかげだ」と感謝の言葉を口にする。
赤峰を事務所に入れた理由について、面会シーンで明墨は「初めて君を見たとき、君のその信念が志水さんの冤罪を晴らすための力になると思った」と明言。「君を部下にもてたこと、誇りに思う」と伝えた。
これを受け止めた赤峰は「法律とは一体何なのか。罪を償い、やり直すためにあるのが法律だと、前まで思ってました」と振り返った。「でも今は知っています。罪を償ったからといって許してくれるほど、世の中甘くない。公平でもない。そんな不条理と戦うために、アンチヒーローが必要なのかもしれません」と明かす。
そのうえで「だから、今度は僕があなたを無罪にして差し上げます」と述べ、アンチヒーローの後継者になることを明墨に伝えた。
最終回の放送前、同局の公式YouTubeチャンネルで、長谷川さん、飯田和孝プロデューサー、田中健太監督によるスペシャルトークが公開された。飯田さんがこのシーンについて言及。「表情がちょっとゾクッとするんですよ」と語る飯田さんに、長谷川さんも「(北村さんが)いい表情してましたよね。おれも(芝居を)やっていてすごく思いました」と語っていた。
SNS上では「ラストの赤峰さんとの対面はゾクッとした」「ラストの赤峰くんと明墨先生の場面が目に焼き付いています」「ラストで赤峰君に『私が貴方を無罪にして差し上げます』を言わせるのは最高だった」「赤峰が何度もめちゃくちゃいい表情していて目が釘付けの最終回だった」「明墨と赤峰の関係性が良い! 続編見たいです」といったコメントが並んだ。
ドラマは、法に触れない範囲内で手段を選ばない「アンチ弁護士」の明墨を通し、視聴者に「正義とは何か?」を問い掛け、スピーディーな展開で「常識」を次々に覆す法廷エンターテインメント。脚本は山本奈奈さんらのオリジナル。
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