終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」の第32回「誰がために書く」が、8月25日に放送され、終盤にまひろ(吉高さん)の父・為時(岸谷五朗さん)が、娘に贈った言葉が視聴者の感動を誘った。
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第32回では、道長(柄本佑さん)の思惑通り、一条天皇(塩野瑛久さん)はまひろが書いた物語に興味を示す。
そこで道長は、まひろに道長の娘・彰子(見上愛さん)が暮らす藤壺へあがり、女房として働きながら執筆することを提案。狙いは、一条天皇が物語の続きを読むため、藤壺へ来ることを増やし、彰子との仲を深めるきっかけにすることだ。
まひろは、道長の提案に戸惑うが、父・為時に背中を押され……と展開した。
終盤、彰子に女房として仕えるようになったまひろは、家を出る前、為時に「では行って参ります」と頭を下げる。
為時は、そんなまひろに「帝にお認めいただき、中宮様にお仕えするお前は我が家の誇りである」「身の才のありったけを尽くして、素晴らしい物語を書き、帝と中宮様のお役に立てるよう祈っておる」と声をかける。
さらに為時は「お前が……女子(おなご)であってよかった」と涙声で伝えると、まひろも目に涙を浮かべ、ほほ笑んだ。
これまで「お前が男であったなら」と言い続けてきた為時が言い放った「おなごであってよかった」にすぐさま視聴者は反応。
SNSでは「父上!!」「ああそのせりふ! 逆を言うのか」「これは泣く…」「ああ、今回はこれを言わせたかったのか…」「回収してきたぁああああああああ」「泣けるー」「女であってよかったって初めて言ってくれたのねパパ」「ようやく呪縛が一つ解かれた」といった声が次々と上がった。
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
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