あのクズを殴ってやりたいんだ
第6話 走り出したクズと恋
11月12日(火)放送分
俳優の鈴鹿央士さんと松本穂香さんが、10月7日にスタートするフジテレビ系“月9”(月曜午後9時)ドラマ「嘘解きレトリック」(初回15分拡大)でダブル主演を務めることが8月26日、明らかになった。鈴鹿さんはゴールデン・プライム帯(午後7~11時)の連ドラ初主演、月9ドラマ初出演で初主演。松本さんは2016年の「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来8年ぶりの月9出演で、2019年の「JOKER×FACE」以来の同局の連続ドラマ主演、初の月9主演となる。2人は今作で初共演。
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「嘘解きレトリック」は、都戸利津(みやこ・りつ)さんが「別冊花とゆめ」(白泉社)で2012~2018年に連載し、コミックス全10巻で累計発行部数100万部の同名マンガが原作。“やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵”と“ウソを聞き分ける奇妙な能力者”の異色コンビが「ウソ」と「マコト」が入り交じる難事件を解決していくレトロミステリーで、ドラマ化にあたっては「ガリレオ」シリーズ(2007~2022年)の演出を担当した西谷弘さんとプロデュースした鈴木吉弘さんがタッグを組んだ。
物語の舞台は昭和初期の九十九夜町(つくもやちょう)。生まれ育った故郷の村を出た浦部鹿乃子(うらべ・かのこ、松本さん)だったが、空腹で行き倒れたところを貧乏探偵の祝左右馬(いわい・そうま、鈴鹿さん)に助けられる。鹿乃子は“人のウソが聞き分けられる能力”を持ち、そのために人々から疎まれてきたが、左右馬はその能力を「探偵として素晴らしく便利」と言い、行く当てのない鹿乃子を探偵助手として受け入れる。
初回放送日の10月7日は、ミステリー小説の先駆者であるエドガー・アラン・ポーの命日で、“ミステリー記念日”に制定されている。
スタッフ、キャストのコメントは以下の通り。
(ドラマ化決定を受けて)和洋の文化が混ざり合ったレトロモダンな舞台、着物に眼鏡、探偵とご飯……自分の好きなもの見たいものをたくさん描いた作品なので、映像としてそれらが見られるのを楽しみにしています。重要な要素でありながらマンガでははっきり表現できなかった“音”も。今こちらに伝わっているドラマ制作陣の熱意が実を結び、ご覧いただくみなさんに楽しんでもらえますように。
月9にいつか出られる日が来るといいなと思っていたのですが、まさかこんなに早く、しかも主演で出させていただけるとは思っていませんでした。そして原作がとても面白いです。僕が演じる祝左右馬というキャラクターが魅力的な人間で、今から撮影が楽しみです。この機会に感謝して全力で臨みたいです」
人のウソが分かる鹿乃子と推理とハッタリに長けた左右馬や、登場人物たちに個性があって面白いです。そして、物語の伏線や構成にも惹(ひ)きつけられました。推理して事件を解決していく面白さもありますが、“信用”や“信頼”など、人と向き合うな中で大切なことが描かれています。僕自身考えさせられることもたくさんあり、いい作品だなあと思います。
前クールで、「海のはじまり」という本当にすてきな作品を作られていますし、今でも語り継がれる名作を残してきた枠なので、背筋が伸びる思いです。心強いスタッフ・キャストの皆様と一緒に楽しみながら、いい雰囲気で作品作りをしていきたいです。
先日は舞台を見させていただきました。テレビや映画でもたくさん拝見していて、多彩な方だなという印象があります。リハーサルや取材でお話をしていく中で、とても落ち着いていて、優しい言葉がたくさん出てくる方だなと思いました。作中では僕が引っ張っていく役だと思うので、いろいろお話ししながら楽しんで撮影できたらいいなと思っています。よろしくお願いします。
普段の過ごしている姿や推理の時の姿、左右馬の軽快さが作品のテイストに大きく関わってくると思うので、そこを大切に演じていきたいなと思っています。そして、左右馬のせりふには考えさせられ、心が動く瞬間が僕自身読んでいてあるので、丁寧に演じていきたいです。
時代設定も昭和初期だったりと今までの月9にはないようなものになっています。和と洋の文化が混ざり合う昭和初期特有の服装を再現するため、採寸をしてスーツを一から作っていただいたり、細かいところにもこだわりが詰まっています。皆様の月曜日に楽しみになるような作品を届けられるよう、チーム一丸となって頑張ります。お楽しみに~!!
びっくりしました。“あの月9に私が!?”というような感じで思いもよらないお話だったので、正直ソワソワが止まりませんでした。と、同時に純粋にすごくうれしかったです。
人の繊細な部分がとても丁寧に描かれている作品だなと思いました。葛藤や苦しみもしっかりと伝わってくるんだけど、最後にはほっと笑顔になれる。根本的な人と人のつながりの温かさを感じられる物語だなという印象です。
月9初主演という響きに正直ドキドキが止まりませんが、皆さんに楽しんでもらえるように精いっぱい頑張るのみです! 現場の皆さんたちと穏やかに楽しく! それを心がけて最後まで走り切りたいです。
爽やかでふんわりとした優しい雰囲気をまとっていらっしゃる方だなという印象です。今回演じられる役とは対象的なイメージなので、鈴鹿さんが演じられる左右馬さんが、今から楽しみです!
自分の個性を受け入れられなかった鹿乃子が、先生たちとの出会いによって少しずつ自分自身と向き合い、自分の道を見つけていく姿を丁寧に演じていけたらなと思っています。原作に忠実に、マンガの鹿乃子たちを参考にさせていただきながら、ドラマでも、あのほんわかとした空気感を大切にしていきたいです。
癒やしあり、笑いあり、ときどきキュン。そんなドラマにしていけたらいいなと思っています。皆さまに純粋に楽しんでいただける作品をお届けできるよう、精いっぱい頑張ります!
都戸利津先生の原作マンガにはじめて出会ったとき、あまりの面白さに全10巻を一気に読み切ってしまいました。大正ロマンと昭和モダンの端境期という魅惑の時代設定の中で、最高級のミステリーが展開する。まさにレトロとトリックが絶妙のバランスで溶け合う、華麗にして説得力のある物語(レトリック)なのです。今回、この原作を鈴鹿央士さん、松本穂香さんという若々しい俳優たちと映像化できることになり、西谷弘監督の手によって、そこにどんな新しい世界が生まれていくのか、とてもワクワクしています。
繊細で優しい役柄が似合うイメージがある鈴鹿央士さんですが、僕は彼がふと見せる芯の強い表情がとても好きです。本作の主人公の探偵も、ひょうひょうとしながらも時に人としての器の大きさや、強さを見せる“頼れる男前”なので、鈴鹿さんに演じてもらえることが非常にうれしいです。松本穂香さんの映像作品や舞台作品をこれまでも数多く見てきて、非常に幅広い表現力を持つすてきな俳優さんだと思っていました。原作のイメージにぴったりで、松本さんの演じる鹿乃子のイキイキとした様子が、もう目の前に浮かんでいます。
昭和初期を舞台とする本格ミステリードラマであり、極上のラブストーリーでもある「嘘解きレトリック」。長い月9の歴史の中で一度も見たことのない、未知の世界観のドラマがはじまります。「ガリレオ」シリーズを一緒に作ってきた信頼する監督やスタッフたちと、唯一無二の新鮮な魅力にあふれるドラマを作っていきたいと思います。どうぞご期待ください!
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