虎に翼:“百合さん”余貴美子の鬼気迫る演技を視聴者絶賛 「表情仕草が生々しい」「認知症のリアルが刺さって切ない」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第112回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第112回の一場面 (C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第112回が9月3日に放送され、寅子(伊藤さん)の義母・百合を演じる余貴美子さんの演技に、視聴者の注目が集まった。

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 第112回では、ご飯を炊くのを忘れるなど、百合の物忘れの症状が深刻化。航一(岡田将生さん)は、図書館で百合の症状について調べ、「恐らく老年性痴呆というものが始まっているのではないでしょうか」と推測した。

 それから1年半の月日が流れた昭和36(1961)年6月のある朝、寅子と優未(毎田暖乃さん)が朝食の準備をしていると、百合が居間にやって来る。百合はのどか(尾碕真花さん)に「早く行かないと大学に遅れますよ」と声をかける。のどかは「大学じゃなくて銀行ね。だから、お勤めに行くの。毎朝説明してるでしょ」と教えた。

 続けて、百合は航一に「これはどういうこと?」「私をのけ者にして、みんなで楽しそうにしちゃって」と不満を口にした。寅子が「ごめんなさい。いつもお義母さんに(朝食を)作っていただいているので、今日は私たちがって」と伝えると、百合は「あら、そう?」と満足そうな表情を浮かべた。

 SNSでは「余貴美子劇場だった。鬼気迫るほどの認知症のリアルが刺さって切ない」「完全に認知症の顔になってる」「表情仕草が生々しいな 」「ほんと演技がすごい。不機嫌になった顔や、震える手には老化が見えるのに笑う顔には以前が見える……」「余貴美子さんがキャスティングされている理由が分かる」など、絶賛の声が上がっていた。

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