良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さん主演のフジテレビ系“月9”枠の連続ドラマ「海のはじまり」(月曜午後9時)。物語も最終盤に突入し、9月23日に、いよいよ最終話を迎える。プロデュースの村瀬健さんに、最終話の見どころについて話を聞いた。
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ドラマは、脚本・生方さん、演出・風間太樹さん、プロデュース・村瀬さんと、目黒さんが出演した「silent」チームが再集結し、親子の愛をテーマに描く完全オリジナル作品。亡くなった昔の恋人、水季(古川琴音さん)との間に、血のつながった6歳の娘、海(泉谷星奈ちゃん)がいることを突然知らされた夏(目黒さん)と、今の恋人・弥生(有村架純さん)ら周囲の人々を描く。
本作は近年では珍しく、全12話で描かれる。「昔はドラマって12話あったんですよ。その昔は、2クール24話を放送した時代もありましたが、いつの間にか長くても11話、10話とか9話で終わる作品が多くなりました」と語る。
「毎回、僕と生方さんのドラマは描きたいことがたくさんあって、長ければ長いほどいいよね、と二人で話していたので、早い段階で会社に相談して12話やらせてもらえることになりました。弥生と水季のつながりが明らかになった第6話(8月5日放送)が“第一部完”のようにきれいに終わっていたのも、それが理由です。ちなみに、一本多いと言っても、最近よく見る最後の回で“その後”を描くとか、“ほぼ総集編”とかではなく、正真正銘、最終話が12話です。本当に全12話で物語が完結するように作っています」
村瀬さんは「第7話までで、登場人物たちをしっかり描けたと思う。それも12話分の時間をもらえたおかげです。第7話で登場人物たちの物語が全てつながっていったので、皆さんにも『おお!』と思ってもらえたんじゃないかなと思います。SNSなどを見て、その手応えを感じています」と自信をのぞかせる。
「生方さんの脚本ってものすごく計算されているので、1話から最終話までの構造の中で、何話で何をやるっていうのが明確に考えられているんです。第6話で水季が海を産んだ理由や、実は弥生とつながりがあったことが判明し、第7話では津野と水季の物語、第8話では夏の実父の物語が描かれました。そんなふうに1話から12話まで考えて作られていて、本当にすごいです」と生方さんの物語の構成力をたたえた。
そんな生方さんが考えたというドラマのキャッチコピー「選べなかった“つながり”は、まだ途切れていない」。村瀬さんはこのキャッチコピーに触れ、「これまでに放送されたエピソードを振り返って、あのこともこのことも全部そうだったんだなと感じていただけると思うんですけど、それがどういうゴールに向かっていくのか注目してほしい」と力を込める。
「今まさに、最終話の仕上げをしています。生方さんが物語を見事に紡いでくださっているので、最後まで見届けてほしいと思っています。暗く重いラストにはならないので、安心して見ていただいて大丈夫です。よろしくお願いします」と呼びかけた。
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