藤原竜也&広瀬アリス:初共演の印象は「頼もしい」「意外とフランク」 “超常現象”を真剣に演じる妙味は 「全領域異常解決室」

連続ドラマ「全領域異常解決室」で主演を務める藤原竜也さん(左)と広瀬アリスさん (C)フジテレビ
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連続ドラマ「全領域異常解決室」で主演を務める藤原竜也さん(左)と広瀬アリスさん (C)フジテレビ

 10月9日にスタートするフジテレビ系の連続ドラマ「全領域異常解決室」(水曜午後10時)で、主演を務める藤原竜也さんと共演の広瀬アリスさん。本作で“異常事件”を追うバディーを演じる2人に、お互いの印象やドラマの見どころなどについて話を聞いた。

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 ◇最初は戸惑いも「映像にしたら絶対面白い」

 ドラマは、常識を超えた“不可解な異常事件”を解決する世界最古の捜査機関「全領域異常解決室(全決)」を舞台に、黒岩勉さん脚本、石川淳一さんの演出で送る本格ミステリードラマ。主演の藤原さん演じる超常現象のスペシャリスト・興玉雅(おきたま・みやび)と、広瀬さん演じる、警視庁音楽隊カラーガード出身の警察官・雨野小夢(あまの・こゆめ)が、性格や価値観の違いを乗り越えながら、“異常事件”に挑む姿が描かれる。

 「神隠し」「シャドーマン」「キツネツキ」などの“超常現象”をテーマにした本作について、藤原さんは「どういうふうに視聴者の方に受け止められるのかは、やってみないと分からないと思いました」と率直な思いを明かす。

 「台本を読んで、非常にオリジナリティーがあって、斬新な企画だなと感じました。個人的には、幼少期から『月刊ムー』を愛読していて、UMA(未確認生物)やUFOなど、そういった類いのものが好きなので、自分の趣味の延長のような感じで、楽しみながらやっています。こういったテーマを、名のある役者さんたちが一生懸命演じているというのが面白いですし、この作品を我々がやる意義なのかなと思います」

 一方、広瀬さんは「最初にざっくり企画のお話を伺った時に、『超常現象が絡む事件って何?』って、少し意味が分かりませんでした」と笑う。最初は戸惑いもあったが、実際に台本を読むと「映像にしたら絶対面白いだろうな」と感じたという。

 「登場人物たちが、超常現象やUMAを本気で信じて、『シャドーマンかもしれませんね』って真剣に話しているのがシュールで(笑)。それを真面目にやっているというのが、演じる側として、楽しい瞬間でもあります」

◇互いの印象&ドラマの見どころは?

 本作が初共演となる2人。藤原さんは「初共演は緊張しますが、皆さんがイメージする通りの明るい方なので、隣にいてくれて頼もしいな、ありがたいなという気持ちです」と広瀬さんの印象を語る。

 これを受け、広瀬さんは「藤原さんはもっと役に没頭される方なのかと思っていたら、毎日『おはようございます。元気ですか?』のあいさつから会話が始まって、意外とフランクにお話ししてくださるのでうれしいです」と笑顔を見せた。

 広瀬さんは、藤原さんとの共演シーンについて「藤原さんは圧倒的にせりふ量が多いのですが、本番前のリハーサルの段階で完璧に覚えてらして、『わっ! (藤原さん演じる)興玉だ! 変な人だ!』って思いました」と振り返る。

 興玉は、異常なまでの知識、記憶力、洞察力を兼ね備えた超常現象のスペシャリストという役どころ。そんな興玉を演じるにあたり、藤原さんは「神話とか作法とか、そういった知識を大まかに入れて」撮影に臨んだという。

 「昨日も、広瀬さんやユースケ・サンタマリアさんたちと一緒に撮影をしたのですが、みんな自分のせりふしか読んでいないですよ(笑)。なぜかというと、せりふの内容がとても難しいから。これだけは自信を持って言えるんですけど、出演者の中で台本を一番読み込んでいるのは僕です!」と宣言し、広瀬さんを笑わせていた。

 最後に、藤原さんは本作の見どころについて、「皆さんが興味はあったけれど、そこまで深く追求してこなかったような題材を、豪華なメンバーで真面目に演じています。『実はこういうことだったんだ』『面白い題材だな』と、子どもの頃に戻ったような明るい気持ちで見ていただけたらうれしいです」とアピールした。

 広瀬さんも「超常現象が絡む“不可解な事件”を解決するという、なかなか最近見ないドラマになっています。フラットな気持ちで楽しく見ていただけたら」と呼びかけた。

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