1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（10月19～25日）は、吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」（総合、日曜午後8時ほか）が、25日にクランクアップした話題、松たか子さんがTBS系で2025年1月2日に放送される新春スペシャルドラマ「スロウトレイン」で主演を務め、多部未華子さん、松坂桃李さん、星野源さんらが共演することがが話題になった。前後編で取り上げる。

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　北川景子さんが、2025年に放送されるテレビ朝日のドラマプレミアム「花のれん」で主演を務めることが10月23日、分かった。故・山崎豊子さんの生誕100年を記念したドラマで、直木賞受賞作でもある同名小説の実写化。北川さん演じる主人公の河島多加は、吉本興業の創業者、吉本せいがモデル。明治から昭和の激動の時代に、日本のショービジネスに人生をささげた女性興行師の生涯を描く。北川さんは、山崎文学の大ファンで中学時代に読みふけったといい「まさか自分が山崎先生の作品に出演できるなんて……と驚きましたし、うれしかったです」と喜んだ。

　16日にスタートした人気刑事ドラマ「相棒 season23」（テレビ朝日系、水曜午後9時）の初回拡大スペシャルの視聴率が、今クールGP帯の民放連ドラの初回視聴率で1位となったことが分かった。平均世帯視聴率が12.6％で、個人は7.0％だった（ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同）。「相棒」は2000年にスタートし、警視庁「特命係」の杉下右京（水谷豊さん）の相棒として、これまで亀山薫（寺脇康文さん）、神戸尊（及川光博さん）、甲斐享（成宮寛貴さん）、冠城亘（反町隆史さん）の4人が誕生。「season21」で初代相棒の薫が特命係に戻り、右京と薫のコンビは今回で通算10シーズン目に突入した。

　読売テレビの新しいドラマ枠「ドラマDiVE＋」の第1作として11月4日に放送スタートする「未成年～未熟な俺たちは不器用に進行中～」が、フジテレビの動画サービス「FOD」で独占見放題配信されることが24日、明らかになった。ドラマは、全世界で643万回以上の閲覧数を記録した韓国発のBLマンガが原作で、「仮面ライダーガッチャード」（テレビ朝日系）で主人公・一ノ瀬宝太郎を演じた本島純政さんと「ONE N’ONLY」の上村謙信さんがダブル主演を務める。11月4日から読売テレビの「ドラマDiVE＋」枠で毎週月曜深夜に放送され、放送後には「FOD」で独占見放題配信が開始される。

　お笑いタレントの丸山礼さん主演で2023年に放送されたNHKの連続ドラマ「ワタシってサバサバしてるから」のシーズン2が制作されることが分かった。ドラマは、とらふぐさんと江口心さんによる同名マンガが原作で、自称“サバサバ女”の網浜奈美（丸山さん）が主人公。前作では、大手出版社やアパレル通販会社で“自分ファースト”な行動を繰り広げた網浜が、シーズン2では高校教師に転職。婚活用のステータス作りを目的に始めた教師生活の中で、校内で巻き起こるトラブルや新たな挑戦を描く。「ワタシってサバサバしてるから シーズン2」は、2025年2〜3月にBSP4Kで、同年春にNHK総合で放送予定 。

　橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「おむすび」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第19回が24日に放送された。同回では、結（橋本さん）が黒ギャル姿に扮（ふん）し、視聴者の間で話題になった。第19回では、博多ギャル連合（ハギャレン）がパラパラを披露するイベントの本番当日を迎え、結は派手なメークを施し、黒ギャルに変身。結の父・聖人（北村有起哉さん）も気付かないほどの変貌ぶりだった。金髪ウイッグにつけまつげ、派手な衣装をまとった結の黒ギャル姿に、SNSでは「ぎゃー！　別人すぎる！」「ガングロでも超可愛いな」といった声が上がった。

　松たか子さんが、TBS系で2025年1月2日午後9時から放送される新春スペシャルドラマ「スロウトレイン」で主演を務めることが25日、分かった。共演は多部未華子さん、松坂桃李さん、星野源さん、チュ・ジョンヒョクさん。連続ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」などで知られる野木亜紀子さんが脚本を担当する。松さんが演じるのは、フリーの編集者の渋谷葉子。多部さんは、葉子の妹・都子（みやこ）を演じる。都子は、30歳を過ぎても職を変え、居場所も定まらず、突然、韓国に行くと言い出す。江ノ島電鉄で保線員として働く潮（うしお）を松坂さん、3人の人生に大きく関わる人気作家の百目鬼見（もめき・けん）を星野さんが演じる。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」などで注目を集めるチュさんは、日本のドラマ初出演となる。

　吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」（総合、日曜午後8時ほか）が、25日にクランクアップしたことが分かった。主人公・まひろ（紫式部）役の吉高さんは「大河ドラマの主役は一生に一度しかできないものだし、生きていて一度しかない『奇跡』がこの『光る君へ』という現場でした。一生分の幸せを使ったかなというくらい幸せでした。一日一日をかみしめてきょうを迎えることができて感慨深いです。ありがとうございました」と語った。一方、藤原道長役の柄本佑さんは剃髪姿を披露し、「紫式部役が『吉高由里子さんでよかったね』と撮影を終えたいまも感じています」とコメントした。

　柴咲コウさんが主演を務めた2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」が10月31日からBS松竹東急で放送されることが25日、分かった。柴咲さんは「己の“不屈の精神”と“利他精神”を改めて問われるようなドラマでした」とコメントした。「おんな城主 直虎」は56作目の大河ドラマで、森下佳子さん脚本のオリジナル作品。幕末の大老・井伊直弼の先祖で、徳川家康の重臣・井伊直政の養母に当たる直虎（柴咲さん）が、男の名で家督を継ぎ、仲間と力を合わせて国を治め、世継ぎの命を守りながら生き延びていく姿を描いた。BS松竹東急で10月31日から毎週木曜午後6時15分放送。11月7日からは2話連続で放送する。