海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の松たか子さんが12月10日、東京都内で開かれた主演を務める新春スペシャルドラマ「スロウトレイン」(TBS系、2025年1月2日午後9時)の制作発表会見に登場した。同作で松さん演じる主人公の葉子は、多部未華子さん演じる次女の都子、松坂桃李さん演じる末っ子の潮の3人姉弟の長女。自身は姉と兄のいる末っ子で、「こんなすてきな妹、弟がいる、うれしいなと思いながら、そう見えてくれるかなってちょっとドキドキしていたんです」と明かした。
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松さんは「私自身が末っ子なので、上2人がいろいろやって怒られているのを見て、ああやったら怒られると思いながらコソコソ育ってきたもんですから、お姉ちゃん気質が自分にあるのか自信がなかった」といい、「お姉ちゃんってどんなだろうと自分で思い描きながら、すごく幸せな長女でした」と振り返った。
多部さんは「私自身は弟はいないんですけれど、弟を雑に扱う都子の性格が結構好きでした」と本音を吐露。さまざまな作品で共演してきた松坂さんと、今回の姉弟という間柄が「これまでで一番しっくりきた(笑い)」と話した。
それには松坂さんも「僕も思いました」と同意し、松さんと多部さんが姉という設定に「ぜいたくすぎるといいますか。どれだけ雑に扱われても本当に居心地が良かったですし、僕自身の姉と妹と会話するときの感覚とちょっと似てて、(せりふに)なんの違和感も感じなかったですね」と話した。
松さんが演じるのは、フリーの編集者の渋谷葉子。渋谷家の家長として両親と祖母と共に暮らした鎌倉の実家に住んでいる。多部さん演じる葉子の妹・都子は、30歳を過ぎても職を変え、居場所を変えるなどフラフラしており、突然、韓国に行くと言い出して渋谷家に一波乱を起こす。松坂さん演じる潮は江ノ島電鉄で保線員として働いている。
会見には、3姉弟の人生に大きく関わる人気作家の百目鬼見(もめき・けん)を演じる星野源さん、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「正直にお伝えします!?」などで注目を浴びている日本のドラマ初出演のチュ・ジョンヒョクさんも出席した。
物語は、都子が突然「韓国に行く!」と葉子と潮に告白したのをきっかけに、三者三様の姉弟に、人生という旅路の分岐点が訪れる。それまでの「3人での幸せ」から、「それぞれの幸せ」と向き合っていく葉子、都子、潮の家族を通して、痛快でドキドキして、最後には笑顔になれるホームドラマが描かれる。演出は、映画「花束みたいな恋をした」などを手がけた土井裕泰さん、脚本は連続ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」などで知られる野木亜紀子さんが担当する。
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