べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~:脚本・森下佳子、初回を見た感想「とにかくスケール感が」 横浜流星が想像よりも引きずられていた!?

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第1話の一場面(C)NHK
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NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第1話の一場面(C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演で2025年1月5日にスタートするNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の初回試写会が12月16日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われ、脚本の森下佳子さんが出席した。初回を見た森下さんは「私が書いた台本は“種”で、出来上がってきたものは“森”でした。木がたくさん生えて(私の想像より)大きな世界観になっていました」と独特な表現で話した。

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 驚いたシーンとして、第1話冒頭で描かれる大火のシーンを挙げ「私の頭の中では、もっと寄った画(え)だったのですが、引いている画が多いのでとにかくスケール感がありました」と述べた。

 また、安達祐実さんや伊藤淳史さんらが演じる吉原の女郎屋の主たち「忘八」の面々は「(映像になると)もっとひどくて!」と笑い、主人公の蔦屋重三郎(横浜さん)が「忘八」に反抗して引きずられるシーンは「自分の想像よりももっと引きずられていて……引きずられすぎやなって(笑)! 痛そう、すごいなって……想像もしなかったところに(世界観が)広がっていました」と述べた。

 2017年の「おんな城主 直虎」以来、2度目の大河脚本を手掛ける意気込みを聞かれると「難しいですね……意気込みを見失ってしまうくらい資料の海に溺れています(笑)。出版のお話ということもあって、とにかく資料が山のようにあって……」と苦労を吐露していた。

 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(横浜さん)の生涯を描く。制作側は「親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった快男児」と銘打つ。

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