良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の岡田結実さんが、生田絵梨花さん主演のNHKの特集ドラマ「天城越え」に出演することがこのほど、明らかになった。修善寺の置き屋「歌麿」で最上級に位置する遊女・菊乃を演じる。
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菊乃は美女で負けん気も強く、他の遊女たちを見下している。何かトラブルがあるたびに、大嫌いなハナ(生田さん)に責任をなすりつける。それは、ハナの魅力を恐れ、妬んでいるからで……。
また岸谷五朗さん、萩原聖人さん、若村麻由美さんの出演も発表。岸谷さんは、30年前に天城土工殺人事件を統括した所轄の刑事・田島貞藏、萩原さんは、少年時代に閉塞的な家に嫌気がさして飛び出した際、天城で出会った美しい遊女にひかれ、初めての恋をした望月次郎、若村さんは、吉原から伊豆、熱海、伊東、修善寺と渡り歩いた元遊女で、いまはひっそりと暮らしている30年後の大塚ハナを演じる。
若村さんは「殺人事件の容疑者となったハナは少年の未来へ希望を託したのでしょうか。今回の台本には30年振りの二人の再会シーンがあります。出会った時と同じ歌を口ずさむハナの人生がどれほど過酷だったかは描かれませんが、海辺に立つ二人の30年前のキズ跡の下にあたたかな血が流れていたと感じました。実は私と望月役の萩原聖人さんも30年振りの共演だったのでとても感慨深いシーンになりました」と話している。
「天城越え」は、過去に映画、テレビドラマ化されてきた松本清張の不朽の名作。物語の舞台は、昭和31(1956)年。静岡県で印刷業を営む望月次郎は、定年間近の田島刑事から「刑事捜査資料」の印刷を頼まれる。その犯罪事例の中には、時効を過ぎた土木作業員殺害事件の記述があった。事件には、「修善寺の遊女」大塚ハナと、天城トンネル付近で目撃された14歳の少年が関わっていた。資料を読み、望月の封印していた記憶がよみがえる。「少年」は31年前の自分だった……。
ドラマは6月14日午後9時からNHK BSで放送。3月23日午後9時からBS8K、5月10日午後7時半からBSプレミアム4Kでも放送される。
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