視聴者から寄せられた奇想天外な頼み事や、心配事の相談を「探偵」たちが体当たりで解決する人気バラエティー番組「探偵！ナイトスクープ」（ABCテレビ、金曜午後11時17分）。5月9日は、石田靖探偵が「愛する祖父を鷲嶺の水穴に連れて行きたい」を調査した。せいや局長代理、増田紗織秘書、溝端淳平顧問が出演した。

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　依頼は、三重県の中学1年生の男の子から。大好きなおじいちゃんが、先日90歳になった。おじいちゃんに「誕生日プレゼントは何がいいか？」と聞くと「何もいらないよ」と言う。おじいちゃんはとても元気だが、僕と一緒にいてくれる時間は、あとどれぐらいあるのか分からない。そう考えると、怖くなって、おじいちゃんの布団にもぐりに行く。

　おじいちゃんには行きたい場所がある。それは山の中にある「水穴」という場所。去年、その場所に一緒に行こうとしたけれど、急な上り坂が多く、たどり着けなかった。誕生日に「水穴」へ連れて行けたら、喜んでくれると思う。力を貸してください、というもの。

　「鷲嶺（しゅうれい）の水穴」は、三重県の天然記念物にも指定された洞穴の入り口。おじいちゃんは若い頃に何度か行ったそうで、いまも「なんとか水穴にたどり着きたい」と言う。そこで、石田探偵と3人で水穴を目指すが「この先350メートル」の看板地点から急激な坂が出現した。

　一計を案じた探偵は、人海戦術に打って出る。「おじいちゃんがおらんようになったら、僕どないなるんやろう」と今後に不安を覚える男の子。おじいちゃんはそんな男の子に、これから歩む人生の処し方について、厳しく優しく諭すのだった。