森田富美子さん:長崎原爆被害者 16歳の時に原爆が奪った両親と3人の弟の命 75年封印した記憶 「徹子の部屋」で語る

8月15日放送の「徹子の部屋」に出演する森田富美子さん(左)と娘の森田京子さん=テレビ朝日提供
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8月15日放送の「徹子の部屋」に出演する森田富美子さん(左)と娘の森田京子さん=テレビ朝日提供

 長崎原爆被害者の森田富美子さんが、娘の京子さんと、8月15日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演する。

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 現在96歳の富美子さんは、16歳の時に長崎の原爆で両親と3人の弟を失った。その記憶を75年間封印してきたが、91歳の時、ある出来事をきっかけに、SNSで初めて自身の被爆体験を語った。

 1945(昭和20)年8月9日午前11時2分、長崎に原爆が投下された。富美子さんは学徒動員先の島で突然、爆風にさらされた。船と徒歩で自宅を目指したが火災が激しく、途中で一晩明かしたという。翌日見た長崎の惨状。防空壕で再会した2歳下の妹から告げられたのは、両親と弟たちの死だった。自宅に行き、一人で家族を火葬した。終戦記念日の8月15日は「絶対に長生きをして伝え続ける」という富美子さんの平和への思いや母を支える娘の京子さんの話を紹介する。

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