べらぼう:小野花梨、ふくを演じ終え 悲劇的な最期、とよ坊の死に「大きな無念」も「私はとっても幸せだった」

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で (C)NHK
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で (C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第31回「我が名は天」が、8月17日に放送され、小野花梨さん演じるふく(うつせみ)の最期が描かれた。ふくを演じ終えて「私はとっても幸せだったなと思います」と明かす小野さんが思いを語った。

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 ふくは、吉原の松葉屋で、座敷持ちの女郎・うつせみとして生きていたが、小田新之助(井之脇海さん)と出会い、足抜けする。その後、農民として暮らしていたが、浅間山の噴火の影響で流民となり、蔦重(横浜さん)の世話になりながら、なんとか暮らしている。新之助との間に赤ん坊(とよ坊)が生まれたばかり。

 第31回では、そんなふくが、我が子とともに突然、帰らぬ人に。食べるのに困った男が、米を盗みに入ったことにより、起こってしまった悲劇で、まさかの退場となってしまった。

 それでも小野さんは「ふくの人生は、ハッピーエンドだったと思います」と話す。

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 「愛する人と足抜けして、生き延びて、子供を授かって、すごく希有なハッピーガールだったと思うんです。だからいろいろつらいことがありましたけど、私はとっても幸せだったなと思います。一つ大きな無念があるとすれば、とよ坊も一緒に亡くなってしまったことがあまりにも悲しいなと思いますね。これで とよ坊が新さんと共に生き残ってくれて、二人の未来を願えるんだったらどこかで諦めもついたかもしれません」

 ふくにとって新之助はどんな存在だったのだろうか。

 「新さんは本当にずっと愛してくれていたので、横にいて不安な気持ちになることがあんまりなかったです。そういう意味では、新さんなら自分がいなくなっても大丈夫だと思って死ねたんじゃないかなと勝手に思います。もちろんお別れは悲しかったと思いますが、最後の最後まで二人は想(おも)いあっていて、それだけはずっと揺るぎなかったということが、私は脚本の森下佳子さんから大きなプレゼントをいただいたなと思っています」

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