緊急取調室 THE FINAL:脚本を“大幅改稿”して再撮影 天海祐希、石丸幹二に「心から感謝」 新予告映像&場面カット公開

劇場版「緊急取調室 THE FINAL」の一場面(C)2025 劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
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劇場版「緊急取調室 THE FINAL」の一場面(C)2025 劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会

 俳優の天海祐希さん主演の刑事ドラマシリーズ「緊急取調室」(テレビ朝日系)の完結作となる「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」(常廣丈太監督、12月26日公開)の新予告映像、新場面カットが公開された。当初のストーリーから、脚本を大幅に改稿していることも明らかになった。

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 映画は当初、2023年6月16日公開予定だったが、東宝の「総合的な判断」で公開延期され、一部キャストを変更しての“再始動”が昨年に発表。再始動にあたり、脚本を大幅に改稿し、再撮影に臨んだという。

 「緊急取調室」は、天海さん演じるたたき上げの取調官・真壁有希子ら警視庁捜査1課「緊急事案対応取調班(通称キントリ)」が、凶悪犯たちと一進一退の心理戦を繰り広げる人気シリーズ。2014年にスタートし、これまで連続ドラマ4シリーズ(2014年1月期、2017年4月期、2019年4月期、2021年7月期)、スペシャルドラマ2作(2015年9月、2022年1月)が放送されて人気を博した。

 シリーズのフィナーレとなる映画では、佐々木蔵之介さん演じる暴漢・森下道弘が、石丸幹二さん演じる内閣総理大臣・長内洋次郎への襲撃事件を起こす。事件の早期解決のために緊急招集されたキントリの取り調べに対し、森下は犯行動機を語らないどころか、「取調室に総理大臣を連れて来い」と無謀な要求を繰り返す。行き詰まる中、長内に“ある疑惑”が浮かび上がり、真相解明のため、キントリは長内を取り調べるべく動き出す……というストーリー。

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 新予告には不敵に笑う長内の姿や、真壁が「悪あがきです、最後の」と力強い表情で語る姿が映し出されている。新たに公開となった場面カット2枚は、記者団に向けて会見をする長内と、取調室で真壁と小石川(小日向文世さん)と対峙(たいじ)する長内という、対照的な写真となっている。

 天海さんは「石丸さんの演じる総理大臣との対決では、キントリとしてのプライド、使命、正義をかけ、一丸となり立ち向かいます。なんせ内閣総理大臣ですから。自分達、警視庁の組織の頂点と戦う訳です。それはそれは、さまざまな葛藤や揺らぎが起こります。石丸さんが内閣総理大臣を演じてくださったおかげで、その信念との葛藤がより深く、より厚くなっているのではないかと思います。石丸さんには、心から感謝しています」とコメントを寄せた。

 石丸さんは「『THE FINAL』と銘打つ映画版の、重要な敵役として参加できるなんて、夢のようでした。デビュー35年目にして、こんな大きな責務を担うことになるなんて、と自分でもおかしくなるぐらいの緊張と高揚感で撮影初日を迎えました。長内は、キントリに立ちはだかる厚い壁となります。激しくクールな戦いが、チームをどのような終着点に導いていくのか。スリリングな展開をお楽しみいただければ幸いです」と話した。

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