緊急取調室:大杉漣さん演じる“善さん”がまたも登場 「愛を感じる」

大杉漣さん
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大杉漣さん

 女優の天海祐希さん主演の刑事ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第3シーズンの第8話が6月6日に放送された。小日向文世さん演じる小石川春夫が「善さん今頃何しているかねえ」と、故・大杉漣さんが演じていた「善さん」こと刑事・中田善次郎を思うセリフが登場し、SNSでは「『善さん』をちょいちょい出してくれる。愛を感じる」「キントリの世界で大杉漣さんが善さんとして生き続けてるのたまらなくうれしい」「キントリのチームワーク&大杉さんへの愛を感じるし、見てる側もうれしくなる」といった声が飛び交った。

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 中田善次郎は、第1話の冒頭で、天海さん演じる真壁有希子の口から退職したことが明かされており、同話の番組の終わりには、「中田善次郎役を演じて下さった大杉漣さんはこれからもずっとキントリの一員です。ありがとう善さん」とテロップが流れていた。女流棋戦の最終対局中に起きた事件が描かれた第2話では、警視庁・将棋部に所属していた善次郎にちなんだセリフが登場したほか、大杉さんの写真も登場した。

 さらに、第7話では、小石川(小日向さん)が「我々の仕事はひたすら被疑者を取り調べることだよ。善さんも言っていたじゃない」と話すと、善次郎が、「永遠にメンツの変わらない場所なんてないんですよ。我々の苦労が次の人の役に立てばそれでいいじゃありませんか」と話す過去の出演場面が登場した。

 第8話では、小石川(小日向さん)が「善さん今頃何しているかねえ」と話すと、菱本進役のでんでんさんが「好きな将棋でもさしているんじゃないの」と続ける場面が描かれた。SNSでは、「小日向さんの表情がとても素敵だった。善さんというよりは、大杉漣さんを思い浮かべていたような雰囲気」「善さんの話 時々するから泣きそう」「姿はなくても、善さんの名前を出してくれるなんて、本当に大杉漣さんは無くてはならない存在」といった声が上がっていた。

 「緊急取調室」は、可視化設備の整った特別取調室で容疑者を取り調べる警視庁捜査1課の専門チーム「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)のメンバーたちが、数々の凶悪犯と心理戦を繰り広げる姿を描く。井上由美子さんによるオリジナル脚本で、第1シーズンは2014年1月期、第2シーズンは17年4月期に放送され、15年9月にスペシャルドラマも放送された。第3シーズンでは被疑者にもかかわらず、さまざまな立場の“油断ならぬ女たち”がキントリチームを翻弄(ほんろう)する中、決死の覚悟で事件の裏にある真実を暴いていく。

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