沢口靖子:ショートヘアで初の“月9”主演 「絶対零度」新シリーズで明るく元気な刑事役

連続ドラマ「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」で主演を務める沢口靖子さん(C)フジテレビ
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連続ドラマ「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」で主演を務める沢口靖子さん(C)フジテレビ

 俳優の沢口靖子さんが、フジテレビ系“月9”枠(月曜午後9時)で10月期に放送される連続ドラマ「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」で主演を務めることが8月31日、分かった。沢口さんが同局の連続ドラマで主演を務めるのは、「お江戸捕物日記 照姫七変化」(1990年)以来35年ぶりで、月9ドラマは芸歴41年で初出演となる。さらに、ドラマのために髪をバッサリとカットしたショートヘアのビジュアルも公開された。

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 「絶対零度」シリーズは、上戸彩さんが主演を務めたシーズン1(2010年)、シーズン2(2011年)、沢村一樹さんが主演したシーズン3(2018年)、シーズン4(2020年)が放送され、今回はシーズン5にあたる。

 新シリーズの舞台は「情報犯罪特命対策室」(通称:DICT<ディクト>)。高度な情報技術を悪用し、国民の生命と財産を脅かす「情報犯罪」の犯人たちを追う捜査機関で、匿名・流動型犯罪(通称・トクリュウ)に代表される「特殊詐欺」や「サイバーテロ」など、人々の身近な生活から国家の安全を脅かす大規模な犯罪まで、数々の情報犯罪に立ち向かう。

 沢口さんが演じる二宮奈美(にのみや・なみ)は、ディクトで捜査にあたる刑事。警察官になって以来、長年所轄で勤務し、40歳で刑事研修を受けた後、生活安全課に配属され、地域の少年犯罪などを担当してきた。

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 一方でディクトは、総理と内閣官房副長官直轄の組織で、警視庁内の各課より集まったえりすぐりのスペシャリストが集まる組織。最年長の二宮は、明るく元気な性格で、チームのエンジンだ。記憶力に優れ、人間観察やなにげない会話から情報を拾うのはうまいが、生活安全課にいた二宮の経歴に目を引くような点はなかった。そんな彼女がなぜディクトに配属されたのか、「情報犯罪」という顔の見えない敵にいかに立ち向かうかが描かれる。

 ◇沢口靖子さんコメント

 --今作の主演オファーを受けた際の率直な感想は?

 「絶対零度」の新シリーズが始まるんだということと、その主演を私にいただけたというダブルの驚きがありました。優れた作品ですので安心して飛び込めると思いましたし、新たな役にチャレンジできることがうれしかったです。

 --台本を読んで、今作の印象は?

 情報犯罪に関わってしまう発端は、若者がお小遣いを稼ぎたいという軽い気持ちから始まってしまうこともあるようで、一度入ってしまうと家族を人質に取られたりして組織から抜け出せない深い沼にはまってしまうんだということを改めて知りました。ドラマを通して情報犯罪の恐ろしさをお届けできたらいいなと思いました。

 --フジテレビ連続ドラマへの出演は35年ぶり、月9枠初出演となります。意気込みをお聞かせください。

 35年と聞いて、もうそんなに経ったんだなと思いました。今回出演がかないましてとても光栄に思っています。どの局の作品でも、お仕事に向き合う姿勢は同じです。初めてご一緒する方々もいますが、新たな出会いを楽しんで新しい自分を発信していけたらいいなと思っています。

 --演じるうえで心がけようとしていることはありますか?

 奈美は初対面の人でもすぐに距離を縮められて、どんな人にも親身になって寄り添ってくれる。こんな人が近くにいてくれたら安心だなと思ってもらえるような刑事です。人に対しての瞬時の観察力や記憶力が優れていて、それが捜査に役立つこともありますね。生活安全課に長くいて、いろんな人の相談にたくさん乗ってきてあげた人なので、人の心を開くことが自然とできちゃう人にしていきたいなと思っています。この役に合わせて髪型を“マッシュショート風”にしました。刑事としてあまりお手入れに時間がかからず、出かける支度も素早くできるショートがいいかなと思いまして、一番長いところで6センチほどカットをして、作品のためにここまで髪を短くしたのは久々ですね。

 --視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 「絶対零度」新シリーズが始まります。真犯人の正体が見えず、国民の安全を脅かす“情報犯罪”に個性豊かな新メンバーで挑みます! どうぞ楽しみにしていてください。

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