妻夫木聡:作家・川上未映子の言葉選びに「泣きそうに」 「サッポロ黒ラベル」CM「大人エレベーター」新作で

「サッポロ生ビール黒ラベル」のテレビCM「大人エレベーター」シリーズの撮影風景。妻夫木聡さん(右)と川上未映子さん
1 / 23
「サッポロ生ビール黒ラベル」のテレビCM「大人エレベーター」シリーズの撮影風景。妻夫木聡さん(右)と川上未映子さん

 俳優の妻夫木聡さんが出演するサッポロビール「サッポロ生ビール黒ラベル」のテレビCM「大人エレベーター」シリーズ第48弾が9月5日、公開された。今回は49歳の大人代表として小説家の川上未映子さんが登場する。9月8日から全国で放送される。

あなたにオススメ

 大人エレベーターで「49」のボタンに明かりが灯り、開いた扉から妻夫木さんが降りると、ピザ釜を構えた小さな円形状の建物が森の中にぽつんとたたずんでいた。数多くの本が並んだ部屋で川上さんと向き合い、「優しさとは?」「嘘は必要ですか?」などと質問を始める。

 このシリーズで数多くの“大人”に質問を投げかけていた妻夫木さんだが、作家らしい的確な言葉選びで率直に答える川上さんの言葉の数々に「泣きそうになる瞬間」が2度ほどあったという。撮影後のインタビューで、「16年ぐらいやらせてもらっていて、グッとくる言葉っていうのは、当然あったんですけど、泣きそうになる瞬間って、あんまりなかったんです。でも今日は、2回ぐらいそういう瞬間があって。初めての経験でしたね。不思議な撮影でした」と振り返った。

 中でも「アイデア編」で、「アイデアが枯渇する恐怖」があるかを問うと、川上さんが「無いですね!」と笑顔で即答し、続けて「世界が外にある限り」と手を大きく広げて答えたのが印象に残ったという。川上さんの力強い言葉に妻夫木さんも思わず「かっこいい!」と、声を漏らしている。「物語を作ってくださる、そういう方々がいないと僕たちは演じることはできない。その生みの親の川上さんが”枯渇しない”って言ってくれたっていうのは、僕は一生役者でいられるってことなので、感動しました」と語っている。

 一方、川上さんは妻夫木さんについて「人の話を引き出すっていうよりも、耳を傾けて耳を澄ましてくれる感じが素晴らしいなと思っていました。いろんなジャンルの方がここにいらしてお話をして、CMは数秒のところ使われるんだけれども、そこに、ずっと残る言葉が出てくるのは、本当に妻夫木さんのおかげなんだなってことをすごく感じました」と語っている。 

写真を見る全 23 枚

テレビ 最新記事