べらぼう:葛飾北斎役は「野爆」くっきー! 曲亭馬琴役で津田健次郎、十返舎一九役で井上芳雄も出演 最終章キャスト発表、役柄紹介

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の新キャスト(左から)くっきー!さん、井上芳雄さん、津田健次郎さん
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の新キャスト(左から)くっきー!さん、井上芳雄さん、津田健次郎さん

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の新たな出演者が発表され、勝川春朗(後の葛飾北斎)をお笑いコンビ「野性爆弾」のくっきー!さん、滝沢瑣吉(後の曲亭馬琴)を津田健次郎さん、重田貞一(後の十返舎一九)を井上芳雄さんが演じることが明らかになった。くっきー!さん、津田さんが大河ドラマに出演するのは初めて。

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 今回発表されたのは「蔦重が耕書堂に出入りさせていた、次代に繋げる戯作者、絵師」を演じる最終章キャストとなる。

 くっきー!さん演じる勝川春朗(後の葛飾北斎)は、幼くして絵に親しみ、勝川派の門下に入って浮世絵を学ぶ。師・勝川春章(前野朋哉さん)に連れられて、蔦重(横浜さん)の耕書堂を訪れる。史実では、蔦重亡き後も画号を幾度も改めながら、独自の表現を追い求め続けた。絵の描き方を教える入門書なども手掛け、従来の浮世絵の枠を超えて、人々から高く評価された。

 「『富嶽三十六景』、今なお世界中から愛される天才絵師」だ。

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 津田さん演じる滝沢瑣吉(後の曲亭馬琴)は、北尾政演/山東京伝(古川雄大さん)の紹介で、しばらくの間、蔦重の耕書堂に手代として世話になることに。そこで働く傍ら、戯作者として黄表紙の執筆を始める。蔦重は新たな才能を競わせようと、勝川春朗(くっきー!さん)とのコンビを組ませるが……。史実では、28年もの歳月を費やして伝奇小説「南総里見八犬伝」を完成させ、その愛読者は近代にまで及ぶ。

 「江戸の大ベストセラー『南総里見八犬伝』を書いた、異才の戯作者」だ。

 井上さん演じる重田貞一(後の十返舎一九)は、駿河国の生まれで、ある日、日本橋の蔦重のもとを訪ねてくる。蔦重が出す黄表紙が好きで、自らも耕書堂で、本を書きたいと申し出るが……。史実では、蔦重亡き後に執筆した「東海道中膝栗毛」が全国的に多くの読者を獲得して滑稽本という新たなジャンルを確立した。

 「弥次さん喜多さんの珍道中『東海道中膝栗毛』生みの親」だ。

 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

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