いつか、無重力の宙で:飛鳥「ずっと無謀だったじゃん、私たち」“心が惹かれる方角”へ! あと3回…「何とかやり遂げてほしい」と視聴者

NHKの夜ドラ「いつか、無重力の宙で」第29回の場面カット (C)NHK
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NHKの夜ドラ「いつか、無重力の宙で」第29回の場面カット (C)NHK

 俳優の木竜麻生さん主演のNHKの夜ドラ「いつか、無重力の宙(そら)で」(総合、月~木曜午後10時45分)の第29回が、10月27日に放送され、衛星のカメラを別のものにして開発をやり直すことを決めた飛鳥(木竜さん)たちの姿に視聴者の注目が集まった。

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 ドラマには、高校時代に「一緒に宇宙に行こう」と夢を語り合った天文部の女性4人が登場する。大人になってそれぞれの道を歩む中、ふと忘れていたかつての夢と再会。「超小型人工衛星だったら、今の私たちでも宇宙を目指せるかもしれない……」と、“あの頃”の自分に背中を押されて、2度目の青春が始まる……という内容。

 主人公の望月飛鳥を木竜さん、飛鳥が再会する日比野ひかりを森田望智さんが演じ、飛鳥、ひかりの天文部の仲間・水原周役で片山友希さん、木内晴子役で伊藤万理華さん、宇宙工学の研究室に所属している大学生・金澤彗役で奥平大兼さんが出演する。ドラマの語りは柄本佑さんが務める。

 第29回では、飛鳥たちは、宇宙空間で衛星がうまく作動するかの試験を行うも、そこでカメラにトラブルが発生する。

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 周、晴子は、開発をやり直す余裕はないため、このまま宇宙に打ち上げようと提案する。しかし、彗はカメラがうまく作動しなければ、「宇宙から地球を見る」というひかりとの約束が果たせないと反対する。リーダーとして決断を迫られる飛鳥が出した答えは……。

 衛星のカメラを通して「宇宙から地球を見る」というミッションよりも、まずは「衛星を打ち上げること」を優先しようと考えた飛鳥だったが、自身が下した決断に100パーセント納得できていたわけではなかった。

 そんな悩む飛鳥に、宇宙ベンチャー「サットモア」の海野楓(藤谷理子さん)は「私の場合ですけど、そういうときは意外と直感に従うようにしてますね。どれだけ論理的に考えても、どうしても心が惹かれる方角ってあると思うんですよ。心の赴く方に進んでみる。理屈は後から補強したらいいんです」とアドバイスする。

 すると飛鳥は周、晴子を前にし、改めて、カメラを別のものにして開発をやり直したい、という意思を示す。

 さらに飛鳥は「ずっと無謀だったじゃん、私たち。素人の私たちが人工衛星を作るって時点で、とてつもなく無謀な挑戦だったけど、でもここまで来れたじゃん。だから無謀なことかもしれないけど、カメラを変えて、宇宙からの地球見てみたい」と語り、周、晴子も飛鳥の考えを受け入れ……と展開した。

 SNSでは、「飛鳥『ずっと無謀だったじゃん』たしかに」「『ずっと無謀だったじゃん、私たち』力強い言葉だ」「ぬああぉあ、これが飛鳥の強さ、そして天文部メンバーの強さだよねぇ…。見入っちゃって15分が一瞬」「ちゃんと話し合えるのいいな〜。いつもも違う感じで感動」「くぅーーいい回! 心打たれる!」「困難な事態だがこの仲間はやっぱり最高だよ。がんばれ!」「無謀から始まった4人の挑戦。どんな軌跡を描くのか」「あと3回か。何とかやり遂げてほしい」といった声が視聴者から寄せられた。ドラマは残り3回。

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