岡田将生:後輩・北村匠海は“推し”「なんで個人のファンクラブないの!って」 ドラマ「ちょっとだけエスパー」インタビュー

連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」に出演中の岡田将生さん(右)と北村匠海さん
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連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」に出演中の岡田将生さん(右)と北村匠海さん

 大泉洋さんが主演し、宮崎あおいさんらが共演する話題のドラマ「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系、火曜午後9時)。主人公の文太(大泉さん)らエスパー集団を統率する社長・兆を岡田将生さん、謎の大学生の市松を北村匠海さんが演じている。芸能事務所スターダストプロモーションの先輩・後輩である2人にインタビューし、共演が決まった際の心境や関係性などを聞いた。

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 ◇日々を“ちょっとだけ”救えるような作品

 今作は、ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」「海に眠るダイヤモンド」、映画「ラストマイル」などで知られる野木亜紀子さんのオリジナル脚本。会社をクビになった人生どん底のサラリーマンの文太が、再就職先の謎の会社「ノナマーレ」で口にしたカプセルで、触れている間だけ心が読めるちょっとだけエスパーとなり、社長の兆から「人を愛してはいけない」というルールのもと「世界を救う」ミッションを与えられる。

 --お二人は同じ芸能事務所の先輩・後輩。北村さんは過去に、岡田さん演じる人物の少年時代を2度演じていますね。

 北村さん:映画「重力ピエロ」(2009年)で、岡田さんの幼少期を演じたのですが、いまだに周りの方からもよく言ってもらえます。

 岡田さん:それはうれしい! 自分にとっても大事な作品だったので、匠海君と一緒にやれたっていうのは僕も心に残ってます。

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 北村さん:ドラマ「太陽と海の教室」でも岡田さんの幼少期を演じたのですが、あの作品が僕の“ファーストキス”だったんですよ(笑)。

 岡田さん:そうだったの(笑)! 大人になって、またこうして共演できるのはうれしいです。

 --岡田さんは過去に野木さんの脚本の作品に出演されていますが、北村さんは初参加。物語の印象はいかがでしたか。

 北村さん:難解なんですけど、面白いという言葉に尽きる脚本です。

 岡田さん:何度も読み返したくなるんだよね。野木さんがSFをやるんだ!と意外性を感じたのですが、台本を読んでみると野木さんだ!って思いました。野木さんにしか描けないようなキャラクターになっているな、と。

 北村さん:見てくださった方の日々を“ちょっとだけ”救えるような作品になっているなぁと。野木さんが描く意味を感じました。

 ◇「休みが要らない」に心配

 --北村さんはNHK連続ドラマ小説(朝ドラ)「あんぱん」の撮影を終えて、すぐ今作に入ったとか。オファーを受けた理由を教えてください。

 北村さん:プロデューサーの貴島(彩理)さんの作品には何度か参加させていただいていて、貴島さんのドラマの現場の空気感が好きでしたし、本当に魅力が詰まっている内容だったので「自分にできることがあれば最大限やります」と受けました。でも、そもそもあまり休みが要らないタイプなんですよね。

 岡田さん:ダメだって! 匠海君、休まなきゃ!

 北村さん:休みました(笑)。ただしっかりと出演するのはストーリー的に少し先なので、クランクイン初日は(第1話で描かれた)「エスパー」というひと言だけだったのですが、そのワンシーンにものすごい時間を掛けていたので、これはちょっと大変な現場になりそうだと(笑)。でも非常に楽しくやっています。

 --「休まなきゃ!」とのことですが、岡田さんも多忙な印象です。

 岡田さん:私は休んでいますから、働かない時は本当に働かないので(笑)。だから匠海君のことを心配しています。いろいろな作品に関わっている姿を見ているので、これからも一緒に駆け抜けられるように、どこかで一度休んだ方がいいんじゃないかと年上として思ってしまいますね。

 北村さん:すごくうれしかったのは、最近一緒に食事をさせていただいたのですが「北村匠海は推しだ!」と言っていただけるんです。

 岡田さん:(笑)

 北村さん:先輩にそういう風に言っていただけるのは本当にうれしいです。

 岡田さん:最近2回(食事会で)一緒になる機会があったのですが、1回目の時は「あ! 推しがいる!」と思って、匠海君を邪魔しないように気配を消して(笑)。でも2回目は我慢できなくて「推しなんだ!」と伝えました。俳優としても、ミュージシャンとしてもすごく好きなので「なんで個人のファンクラブないの?」と。

 北村さん:「ファンクラブの100番以内に入りたい」と言っていただけて! 個人でのファンクラブがないので、そのひと言で作ろうと思いました(笑)。うれしいです!

 --北村さん演じる市松は第4話から本格的に登場しますが、見どころをお願いします。

 岡田さん:市松が関わってくることで、物語のスピードが上がっていきます。ネタバレになるのであまり言えないのですが、市松と兆も関わっていくので、エスパーの皆さんの活躍と共に注目していただけたら。

 北村さん:兆と市松は、作品の要所要所の“起爆剤”のような存在です。謎の多い市松の魅力的な部分が出てくるとも思いますし、何よりも大泉さんの魅力がオンパレードな作品。引き続き楽しんでいただけたら幸いです。

 (岡田さん)ヘアメーク:細野裕之、スタイリスト:大石裕介(北村さん)ヘアメーク:中島康平、スタイリスト:鴇田晋哉

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