良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
高石あかりさんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(月~土曜午前8時ほか)。第46回(12月1日放送)では、松江中学の生徒・小谷春夫(下川恭平さん)が、トキ(高石さん)に思いを寄せていることが明らかになった。下川さんを起用した理由や演技の魅力について、今作で制作統括を務める橋爪國臣さんに話を聞いた。
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下川さんは、2004年8月11日生まれ、北海道出身の21歳。吉沢亮さん主演の映画「国宝」(李相日監督)に、黒川想矢さんが少年期を演じた主人公・立花喜久雄の親友の早川徳次役で出演し注目を集めた。「ばけばけ」では、287人が参加したオーディションで、杉田雷麟さん、日高由起刀さんと共に抜てきされ、ヘブン(トミー・バストウさん)の教え子である松江中学の生徒・小谷を演じている。
橋爪さんは「すでに撮影が始まっていたので、厳選したメンバーでオーディションを行いました」と振り返る。
「下川さんは『国宝』での演技も素晴らしかったですし、高石さんと映画でも共演経験があって、非常にお芝居がうまいんです。器用にいろいろなことができる役者さんだと思っていて、その器用さがうまく小谷のキャラクターにマッチすると思い、起用しました」
下川さんはオーディションを受ける前に、高石さんに「これから『ばけばけ』のオーディションを受ける」と報告し、高石さんからも「頑張って」と応援のメッセージを受け取っていたという。
「高石さんは『小谷役は下川くんが選ばれるに違いない』と思っていたそうです。それほど小谷役にピッタリだったので、正直に言うと、あまりにもハマりすぎて、ここまでピッタリな彼を起用して面白いんだろうか……と考えてしまうほどでした(笑)。本当に素晴らしい役者さんです」
第10週では、小谷とトキの恋模様が描かれていくが、実際に小谷のモデルとなった人物はいるのだろうか。
「参考にした人物がいるといえばいるのですが、ほぼオリジナルのキャラクターです。大谷さんというハーンの教え子でいらっしゃって、上京して帝大を卒業し、ハーンとセツを助けた人物です。東京時代に、大谷さんとセツさんが良い雰囲気に見えて、ハーンが嫉妬したというエピソードがあるので、そういったところを少し参考にして作っています」
トキに突然訪れた恋の予感。小谷との関係がどのように描かれるのか。また、ヘブンとの恋はいつ進展していくのか……。今後の展開に期待したい。
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