宇野昌磨:競技生活引退は「自分でも許せないという思いがあって」 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した宇野昌磨さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した宇野昌磨さん=テレビ朝日提供

 昨年5月に競技生活を引退したプロフィギュアスケーターの宇野昌磨さん(27)が、12月3日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。引退を決意した理由を語った。

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 五輪で日本フィギュア界最多の三つのメダルを獲得した宇野さん。フィギュアスケートの才能が人に勝ると思ったことはなかったものの「練習量や、練習を熱心にやることでなんとか補ってきた。でもそれだけ練習できるのは自分がやりたいと思っているからだった」と語った。

 失敗は怖かったが「失敗しても練習に生かせばいい」と思えるようになると、緊張しなくなった。「失敗からもたくさん学ぶことがあるんだな、と気づいたときに、すごく気が楽になった。ちゃんと失敗することでより成長につなげられると気がついてからは、なんなら試合では失敗してください、というぐらいの気持ちだった」と振り返った。

 引退しようと思った背景には、2人の選手の存在があった。

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 「羽生結弦さん、アメリカのネイサン・チェンさんは、僕が絶対にかなわない2人だった。だからこそ2人に挑戦するのが楽しかった。でもオリンピックをきっかけに2人がいなくなってしまって……」

 必然と宇野さんが「一番手」となり、そこから1年間はすべての大会で優勝できた。同時に“寂しさ”も感じていた。

 「ずっと挑戦していた日々だったので、そのワクワク感、楽しさがちょっと前より少ないと感じていて。日々の練習や大会に臨むのが『熱心にやりたい』ではなくて『やらなきゃ』というのが苦しくて。技術についても、練習時間を増やしても少しずつ下がっているというのが自分でも許せないという思いがあって、引退をさせていただきました」と述べた。

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