1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（12月20〜26日）は、12月9日に最終回を迎えた「じゃあ、あんたが作ってみろよ」（TBS系）の特別編「じゃあ、勝男が作ってみろよ」が配信されたこと、年内最後の放送となったNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ばけばけ」の第65回に「神回」との声が寄せられたことなどが話題になった。前後編で取り上げる。

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朝ドラ「ばけばけ」徹底特集！　高石あかりがヒロインに

　12月24日、八木莉可子さん主演のテレビ朝日のスペシャルドラマ「森英恵 Butterfly beyond」が、2026年3月に放送されることが分かった。東洋人で初めてパリのオートクチュール（高級仕立て服）組合の正会員となり、“日本のエレガンス”を世界に発信し続けた故・森英恵さんの生誕100年を記念した作品。八木さんは17歳から39歳まで森さんを演じる。八木さんは、クランクイン前に島根の生家の跡地を訪問。島根県立石見美術館で開催されていた没後初の展覧会「生誕100年　森英恵 ヴァイタル・タイプ」も鑑賞。森さんが学んだ東京・品川のドレスメーカー学院に通い、デザイン画のドローイング（素描）や足踏みミシンの操作などのレッスンを受けたという。

　25日、10月期のドラマとして人気を博した「じゃあ、あんたが作ってみろよ」（TBS系）の特別編「じゃあ、勝男が作ってみろよ」が、TVer、TBS FREE、U-NEXTで配信された。竹内涼真さん演じる「勝男」が、劇中で見せた料理の腕前を披露した。放送終了を惜しむ声が殺到する中、好評に応える形で制作・配信が決定。動画内では、料理のレシピも併せて公開され、ドラマの味を再現できるよう工夫した。未公開カットやメーキングも盛り込まれている。

　26日、アニメ「Re：ゼロから始める異世界生活（リゼロ）」のレム役などで知られる人気声優の水瀬いのりさんが、2026年1月13日にスタートするTBS系の連続ドラマ「未来のムスコ」（火曜午後10時）に出演することが分かった。同作は、志田未来さん演じる夢も仕事も崖っぷちのアラサー女性・汐川未来のもとに、“未来のムスコ”だと名乗る男の子・颯太（天野優さん）が現れる、時を超えたラブストーリー。水瀬さんは、未来からやってきた颯太が身につけているスマートウォッチの声・ルナを担当する。ルナは、まだ5歳で難しい説明や自分の気持ちをうまく言葉にできない颯太に代わり、その思いを伝えながら、現代での生活を支えていく頼もしい相棒となる。

　26日、高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ばけばけ」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第65回が放送された。年内最後の放送となる同回では、ついにトキ（高石さん）とヘブン（トミー・バストウさん）が結ばれ、視聴者から感動の声が上がった。橋のたもとでヘブンと鉢合わせしたトキは、散歩に行くというヘブンに「私もご一緒してええですか？」と問いかけ、ヘブンは「ハイ」と答えた。ヘブンは恥ずかしがるトキの手を握り、2人は手をつないで歩き始める。ラストは、2人の手と手の間に映り込む美しい夕日を捉え、同回は幕を閉じた。SNSでは「2025年最後に相応しい神回であった」「まるで最終回！」「ありえないくらいに大号泣した」「なんて美しいの」「朝ドラの数ある告白回の中でもダントツに美しい終わり方…」といった声が上がっていた。