冬のなんかさ、春のなんかね
第1話 主演・杉咲花×監督/脚本・今泉力哉
1月14日(水)放送分
高石あかりさんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。第15週(1月12日~16日)で初登場した車夫の永見剣造を演じる大西信満(しま)さんについて、キャスティングの理由を、制作統括を務める橋爪國臣チーフプロデューサー(CP)に聞いた。
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永見は、元武士の人力車夫。「不器用ですけん」が口癖で、とにかく真面目で素直。錦織(吉沢亮さん)の紹介でヘブン(トミー・バストウさん)専属の車夫となった。
橋爪さんは、永見のキャラクターについて「完全にオリジナル」といい、「当時の車夫は没落士族が仕事にすることがけっこうあったそうです。ヘブンも武士が好きですし、車夫のキャラクターを作るのも自然かなと。トキ(高石さん)たちとは違いますが、自分の生き方を見つけた不器用な没落士族を出してもいいかなと思い、作り上げていきました」と本作のストーリーに登場させた理由を話した。
「司之介(岡部たかしさん)は牛乳配達をしていますが、司之介のアナザーストーリーと言いますか、松江の没落士族の人たちもいろんな生き方をしているよね、ということを永見を通してお見せできるかなと思いました」
そんな永見はとにかく不器用な人間で、橋爪さんは「本当に不器用な人を表現できる方にやっていただきたいなと思いました」と大西さんを抜てきしたという。
大西さんは1975年8月22日生まれ、神奈川県出身の50歳。2003年に主演映画「赤目四十八瀧心中未遂」で映画デビューを果たすと、その後も数多くの作品に出演。橋爪さんとは10年ほど前に作品で一緒になったことがあり、「正直に言うと、大西さんにとって永見は役不足かもしれないぐらいの役ですが、出演していただけました」と感謝する。
「表現が難しいですが、大西さんは決して器用な役者ではないと思うんです。どんな役でもその場でこなすタイプではなく、役に深く入って、役として生きることができる。そういうタイプの役者だと思います。演技の“深さ”みたいなものがすごくあって、味わいのある本当に素晴らしい役者だと思います」
「映画向きな方だとは思いますが、今回に関しては、大西さんのそういう深みみたいなところがほしかったんです。偉そうなことを言っているかもしれませんが(笑)」と笑顔を見せながら、大西さんへの絶大な信頼を話していた。
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