月夜行路 ―答えは名作の中に―
第一話 令和の曽根崎心中!?文学オタクと主婦の旅する推理譚
4月8日(水)放送分
高石あかりさんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。第18週では、梶谷(岩崎う大さん)が書いた記事がきっかけで、トキ(高石さん)に世間から冷たい視線が向けられるつらい展開が続いた。キャスト陣の演技合戦も印象的だったが、“母の強さ”を体現したようなフミ役・池脇千鶴さんの演技が光っていた。池脇さんの演技の魅力について、制作統括を務める橋爪國臣チーフプロデューサー(CP)に聞いた。
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池脇さん演じるトキの母・フミは、出雲大社の上官の家で育ち、出雲の神々の物語や生霊・死霊の話、目に見えないモノの話に詳しく、トキにもよくお話を聞かせてあげる。優しくてしっかり者。トキの幸せを誰よりも願っている。第18週では、ラシャメンだとうわさされ、何者かに石を投げられたトキを、き然とした態度で守るなど、フミの母親としての強さがにじみ出ていた。
池脇さんの演技について、橋爪さんは「僕から説明する必要がないくらい、すごいですよね」とたたえ、「全てを受け止める母というか。フミさんがいて、そのフミさんを池脇さんが演じているからこそ、松野家が成り立っているんだというのが伝わってきます」と語る。
「池脇さんとは、役について話すこともありましたし、演出の村橋直樹とは、僕との10倍くらいディスカッションをしていたようです。特に撮影の初期は、どう芝居をしていけばよいのか迷っているようでした。司之介(岡部たかしさん)は好き放題するし、時代劇なのに会話は現代風だし、そこをどう受け止めようか。いろんな芝居プランがある中で、どれなんだろう?ということを迷われていて。試行錯誤しながら、フミを作り上げていったようです」
そんなフミというキャラクターについて、橋爪さんは「芝居をしていて、一番難しいキャラクターかもしれない」と話し、「とぼけたお母さんみたいに一瞬見えるけど、でもやっぱり一番家族を支えている。司之助のこともうまくいなすし、トキのことを包み込む器の広さもあり、ヘブン(トミー・バストウさん)のこともドーンと受け止める」と説明する。
「池脇さんは、とても真剣に芝居をしてくれる方。真面目なシーンはもちろん素晴らしいし、笑えるシーンも真剣にしているからこそ笑えるんです。池脇さんのしゃべった言葉が一番面白かったりしますよね。もちろん皆さん真剣に、本気でやっているんですけど、池脇さんの本気度が強いというか、そこが池脇さんの演技の素晴らしさにつながっているのだと思います」




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