伊藤健太郎:WOWOWドラマ初主演 「暗殺」専門のコンサルタントに(コメント全文)

「連続ドラマW コンサルタント-死を執筆する男-」のビジュアル=WOWOW提供
1 / 2
「連続ドラマW コンサルタント-死を執筆する男-」のビジュアル=WOWOW提供

 俳優の伊藤健太郎さんが「連続ドラマW コンサルタント-死を執筆する男-」(WOWOW)で主演を務めることが明らかになった。伊藤さんがWOWOWのドラマで主演を務めるのは初めてで、「暗殺」専門のコンサルタントへと転身する小説家の卵を演じる。

あなたにオススメ

 原作はイム・ソンスンさんの「コンサルタント」(日本語翻訳版は『暗殺コンサル』)。ミステリー小説家志望の冴えない男・伊崎耀(伊藤さん)が、謎の組織“カンパニー”に引きずり込まれ、誰にも気づかれない“完璧な暗殺シナリオ”を執筆する「暗殺」専門のコンサルタントへと転身するも、次第に圧倒的な巨悪に巻き込まれ、逃げ場を失っていく。「死」さえも商品となる資本主義社会の闇の中で翻弄されていく人々を描いたダーク・サスペンスだ。

 WOWOWでは初のK-文学(韓国文学)作品の映像化で、監督は映画「リング」シリーズなどの中田秀夫さんと「アンフェア」シリーズ(フジテレビ)などの小林義則さんが担当。脚本は「法廷のドラゴン」(テレビ東京)、「ガラパゴス」(NHK)などの戸田山雅司さん、音楽は、「カルテット」(TBS)や「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ)の劇伴を手掛けたfox capture planのメンバーで、個人としても「人事の人見」(フジテレビ)の劇伴を担当したカワイヒデヒロさんが務める。

 「連続ドラマW コンサルタント-死を執筆する男-」はWOWOWで今夏、放送・配信予定。

- 広告 -

 ◇ストーリー

 小説家を夢見て、古本屋でアルバイトをする日々が続くミステリーオタクの伊崎耀。ある日、伊崎の元に、とある出版社の代理人を名乗る謎の男から犯罪小説の執筆オファーが舞い込む。それは主人公という名のターゲットを誰にも気づかれない“完璧な暗殺”によって死に至らしめる物語を書いてくれというものだった。黒川の言葉に乗せられ、疑いも無く小説を書き上げた伊崎だったが、後日、衝撃的な事実を知ることになる。

 それは、自分が書いた小説どおりに人が死んでいくという事実だった!

 殺害の実行という特殊な任務を完璧に遂行する、姿の見えないミステリアスな会社の存在。そこから派遣されて彼を監視する謎の女性マネージャー。「死」をも商品化してしまう圧倒的な巨悪に巻き込まれ、逃げ場を失ってしまった主人公。果たして彼の運命の行先は――?!

 ◇伊藤健太郎さんのコメント

 --ご出演が決まった際のお気持ちをお聞かせください。

 ありがたいなという、嬉しい気持ちが一番大きいです。作品のテイストも、役柄も、あまり経験したことが無いものだと思います。また原作が韓国の作品であるため、どのように日本のドラマとして描いて、皆さんに受け入れて頂けるように作っていくのか、非常に楽しみな作品です。

 --伊崎という役について、演じられた感想を教えてください。

 小説家志望の伊崎と、コンサルタントの伊崎の二面性をガラッと変えたいと思っていました。服や姿勢、話し方など外から見えるものだけでなく、黒川という謎の人物と出会うことで内面も変化していく。その変化をどう表現するかについては監督とも話し合いました。

 伊崎は黒川と出会ったことでダークな方へと引っ張られますが、別の人物と出会っていたら全く違った結果になっていたはずです。出会いによって自分の人生が変化していくことってありますよね。また伊崎が変化した自分自身に対して「本当にこれでいいのか?」と疑問を持ち続ける姿にも共感しました。

 --改めて、視聴者の皆様、楽しみにされているファンの皆様へ向けてメッセージをお願いします。

 僕自身、ハッとさせられるセリフが本当に多い作品です。社会で生きている上で知らなかったこと、深く考えてこなかったことが盛り込まれています。 伊崎のようにモヤモヤした感情を抱えている方にとっては、共感もできる作品だと思います。 もちろん『暗殺』がテーマですが、人間関係や恋愛も描いているため、色々な目線で楽しんでいただけるのではないでしょうか。視聴者の皆さんの予想を裏切るような演出もあるので、色々な発見をしていただき、何回も味わっていただけたら嬉しいです。

 ◇中田秀夫監督のコメント

 衆目に晒される要人暗殺ではなく、病死、事故死、自殺等に見せかけて、人々の暗殺を請け負う”会社”が存在したら、そしてその筋書きを組み立てる天才ミステリー作家がいたら、という原作の設定に、少年時代から「完全犯罪」ものが好きだった私は胸が踊りました。

 主演の伊藤さんと撮影初日に、今回のドラマ全体の始まりとラストをまとめて撮った時、彼の役の「深化」に応じた大変貌をすんなり演じてくださり、感銘しました。伊藤さんご自身が発散する快活さとは真逆のトーンになるのですが、彼の代表作の一つになったのではと自負します。

 本作でも、現実においても、弱者は強者に「生殺与奪の権」を握られています。暗殺事件が続々と起きる夢魔的な展開ながら、現実ともかなりリンクしています。私自身も「あの人の不審死はひょっとしたら?」と妄想しました。「暗殺請負”会社”が実際に存在したら」と想像力を膨らませながらお楽しみいただければと思います。

 ◇原作者:イム・ソンスンさんのコメント

 アメリカでサブプライム住宅ローン危機が起きた年でした。毎日天気予報のように構造改革のニュースが流れる時期でもありました。

 「解雇は死だ」というスローガンが掛けられている抗議デモの現場を偶然通りかかりました。その背筋が凍るようなスローガンが私の小説の始まりです。誰かの悲しい声から生まれた小説が映像化されることは、まるで奇跡のように感じられます。素晴らしい監督や俳優たち、そしてスタッフの方々によって文字が映像に蘇る魔法のような経験を皆さんと一緒に体験できればと思います。文化や言語が違う国で映像化されますが、今も変わらない誰かの悲しい声が視聴者の皆さんに届けば幸いです。

 ◇プロデューサー:廣瀬眞子さんのコメント

 原作を読み終えた時、いまだかつて味わったことのない感情に襲われました。「人間は誰かの死にコミットせずに生きることは出来ない。それがこの世界のシステムである。」謎の男・黒川が主人公に放つ劇中の台詞は、この作品の根幹となる部分を最も痛烈に表しています。

 主人公が書く小説通りに人が死んでいき、それをごく自然な死に見せかけて暗殺を遂行する会社が存在したら……、この斬新すぎる物語の映像化に共に悩みながら挑んでくださった中田監督や脚本の戸田山さんをはじめとする信頼するスタッフの皆様、そして“あり得ない”設定を確かな演技力で“あり得るかもしれない”と証明してくださった主演の伊藤健太郎さんやキャストの皆様方には心より感謝申し上げます。 

 「人が感じる“幸せ”とは、この社会においてどう成り立っているのか」と、少しだけ頭の片隅に置きながら、この一風変わったダーク・サスペンスの世界観に思い切って飛び込んでいただけますと幸いです。豪華キャスト陣の続報にも、ぜひご期待ください!

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事