蓮佛美沙子:「ばけばけ」出演に喜び「まさか呼んでいただけるとは!」 “外国人教師の妻”ランの本心は「心の中ではおびえていた」

連続テレビ小説「ばけばけ」でラン役を演じている蓮佛美沙子さん(C)NHK
1 / 4
連続テレビ小説「ばけばけ」でラン役を演じている蓮佛美沙子さん(C)NHK

 高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、ヘブン(トミー・バストウさん)の同僚英語教師・ロバート(ジョー・トレメインさん)の妻ランを演じている蓮佛美沙子さん。ランを演じる思いや現場の雰囲気、印象に残ったシーンなどについて語った。

あなたにオススメ

 ◇ランの印象は?

 出演が決まった時の心境について、蓮佛さんは「『ばけばけ』には昨年の夜ドラ『バニラな毎日』でお世話になったスタッフさんも多く関わっているので、オンエア前から楽しみにしていました。放送が始まってからも、純粋に視聴者として作品を大好きになっていたので、まさか呼んでいただけるとは! スタッフの皆さんとこんなに早く再会できたのもうれしかったですし、作品も大好きなので、ファンが現場見学に行くような気持ちでした(笑) 」と振り返る。

 ふじきみつ彦さんの脚本については、「実際に出演することになり、文字だけで役柄の体温や鼓動を感じられるようなふじきさんの脚本に改めて感動しました。ただそこに生活があり、人の温もりとそれぞれが抱えている思いがあって……という原始的な営みの豊かさが本当にいとおしく描かれていて、脚本を読んでとても幸せな気持ちになりました」と明かす。

 演じるランは、ヘブンの同僚英語教師・ロバートの妻。外国人の日本人妻として、トキの手本となり、なんでも相談できるよき友人となっていく……という役どころだ。

- 広告 -

 そんなランについて「カラッと明るくてユーモアもあり、英語も話すことができる、とても聡明な人です。でも心の奥底では、いつ夫がアメリカに帰ってしまうのかと、覚悟しつつも不安を感じている、健気(けなげ)な女性だと感じました」と印象を語る。

 「クランクインする前までは、トキが憧れるような雰囲気が出せるか少し不安だったのですが、衣装や美術がとにかくすてきで、支度をしてセットに足を踏み入れた瞬間に『大丈夫だ』と思えました。そういった環境にたくさん助けられて、堂々とお芝居できた気がしています」

 ランは、英語が堪能なキャラクター。蓮佛さんは「英語で演じるうえで一番難しいのは、相手のセリフをどう聞くか、な気がしています。ロバートにセリフを畳みかけられるシーンなどは、本番までに相手のセリフを必死に耳になじませて、本番ではその瞬間を生きるために全部忘れて、という作業をする必要があり、それがとても大変でした」と述懐した。

 ◇印象に残ったシーンは?

 NHK大阪放送局(BK)制作の朝ドラ「べっぴんさん」(2016年度後期)にも出演した蓮佛さんは、現場の雰囲気について「BKの朝ドラは久しぶりですが、BK特有のホーム感のある空気は変わっていませんでした。また今回、出演者やスタッフの皆さんがリラックスして過ごされている様子が特に印象的で、私もとても居心地よく過ごせました」と話す。

 「あかりちゃんは、本当に自然体で、かわいい!! 常に気負わずそこにいる感じがとてもすてきでした。トミーさんとジョーさんとは実は同い年で、いろいろとお話できました。ある時にトミーさんがジョーさんに『日本では下手な役者のことを大根役者って言うんだよ』と教えていて、私もそれに混ざって『英語ではhamって言うんだよ』と教えてもらいました。お二人ともチャーミングでとてもすてきな方でした」

 第109回(3月5日放送)では、ランが『フィリピン滞在記』の依頼がヘブンに来ていることをトキに話してしまったことを謝罪。ヘブンが「アナタナラ、ドッチノミチ、ノゾミマスカ?」と尋ねると、ランは「私でしたら……旦那の行きたい道を選んでほしいと思います」と伝えた。

 蓮佛さんは印象的だったシーンに、この場面を挙げ、「『旦那の生きたい道を、選んでほしいと思います』とヘブンさんに伝えるシーンが印象的です。心の中では『アメリカに帰ってほしくない』と思っていますが、相手を思って、また明治の女性として“そうあるべき”と信じて、真逆のことを伝える。そこから本心をどれだけのぞかせるか、もしくは隠すのか、そのさじ加減が本当に難しかったです」と回顧する。

 「トキとは違い、ランは自分と同じ外国人と結婚した日本人妻の行く末をたくさん見てきました。『みんな最後は旦那が一人で母国に帰る』『だから籍も入れてない、帰るなら別れる』と言えるランだけど、ずっと心は『いやだ』と叫んでいて、いつ自分の夫が帰国するか心の底ではおびえていたのだろうと思います」

 最後に、視聴者に向けて「『ばけばけ』は、生きていくというシンプルな行為そのものの美しさや豊かさを丁寧に、そして心地よいユーモアを持って創られている作品だなと思います。物理的に贅沢(ぜいたく)すぎる今の時代に、そぎ落とされた精神的な富を、トキたちの生活を通してそっと手渡してくれる。その愛情深さやユーモアのバランスが本当に大好きです。後半にさしかかった『ばけばけ』を、私も一視聴者としてとても楽しみにしています」とメッセージを送った。

「ばけばけ」最新の人物紹介図を公開! 熊本編の登場人物を追加

NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の人物紹介図 (C)NHK
写真を見る全 4 枚

テレビ 最新記事

MAiDiGiTV 動画