名探偵コナン
#1193「キッドVS白馬 青の玉座(前編)」
3月14日(土)放送分
世阿弥の半生を描く三原和人さんの能マンガが原作のテレビアニメ「ワールド イズ ダンシング」が7月からTOKYO MX、BS朝日ほかで放送されることが分かった。追加キャストも発表され、小西克幸さんが、後に能を生み出し、世阿弥と呼ばれることになる主人公の少年・鬼夜叉の父、観阿弥を演じることが分かった。観世座の一員の少年・石也役の土屋神葉さん、鬼夜叉の友達・コガネ役の内田真礼さん、田楽新座をけん引する若き芸人・増次郎役の朴ロ美さん、観世座の一員の少年・十二五郎役の石谷春貴さんも出演する。鬼夜叉らキャラクターが登場するティザーPVがYouTubeで公開された。
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猿楽や田楽、能楽の型付監修として能楽師の津村禮次郎さん、振り付けとして東京パラリンピック開会式演出や舞台「千と千尋の神隠し」のカオナシ役で話題の森山開次さんが参加することも発表された。
原作の三原さんは描き下ろしたイラストを寄せ、「原作がアニメというかたちで立ち上がることに、驚きと喜びを感じています。一度語られた物語が、装いを変えてもう一度語られる。その流れに、どこか能の構造にも似た、不思議な縁を感じました。連載中から、この物語は一つの決まった答えではなく、数ある可能性の中の一つのかたちだという意識がありました。たまたま、ある人物の、ある瞬間を切り取って自分が描いているに過ぎず、描かれなかった人物や別の選択も確かに存在している。アニメでは、原作に登場しなかったキャラクターやシーンが描かれます。原作を読んだことのある方にも、初めて触れる方にも、それぞれ違った入口から楽しんでもらえる作品になるはずです。映像ならではの空間と時間、新たな表現として、この物語が広がっていくことを期待しています」と語っている。
観阿弥役の小西さんは「まさか自分が観阿弥を演じるターンがくるなんて……。本当にありがとうございます。映像や音楽も含めてどのような表現をされているのか今から楽しみですね! ワールドイズダンシングの世界を楽しんでください!」とコメントを寄せている。
石也役の土屋さんは「本作のアフレコ現場は、毎回、とても特別な空間でした。役者が揃った録音ブースに、監督・脚本家・プロデューサー・音響監督が入り、収録前に『今回の台本にはどのような意図があるのか』『どんなことを表現したいのか』といった思いを丁寧に共有してくださるんです。その時間を持つことで、役者たちの気持ちも自然と高まり、キャラクターや物語の世界へ、より深く入り込むことができました。作品づくりへの情熱が、スタッフからキャストへ、そして作品へと伝播(でんぱ)していく。そんな愛に溢れた現場だったと感じています。この作品に携わったキャストは、きっと皆、より深く強く、この作品の世界全てを大好きになっていったのではないでしょうか。僕もその一人です。だからこそ、出来得る限り真正面から、全力でお芝居に向き合いました。この熱量が、作品を通して皆さまに届いたらうれしいです」とコメント。
コガネ役の内田さんは「ワールドイズダンシング、アニメ化決定おめでとうございます!! 今回コガネ役を演じさせていただきます、内田真礼です。アニメの収録が始まった時、すごいものが始まったぞ……!と抑えきれない高揚感で胸がいっぱいになったことをよく覚えています。舞をとりまく人々と青春の時間を過ごすことがとても楽しみです」と話している。
増次郎役の朴さんは「このマンガを読んだとき、胸を鷲掴みにされるような感覚を覚えました。こんな体験は久しぶりで、思わず震えてしまいました。どのキャラクターをとっても自分を突きつけられているようで、傷みと恥ずかしさ、そしてあらがいがたい熱が内側から込み上げてきました。今も昔も変わらず、クリエーターやアーティスト、芸事に身を置く者たちが抱える性が、これほどまでに剥き出しに描かれている作品に出逢(あ)えたことに、感謝です」と語っている。
十二五郎役の石谷さんは「『能』というものに学生時代少しだけ触れてきた自分が十二五郎の声を担当できる、というのはご縁を感じますし、光栄でした。人に、物事に、そして在り方に対しても、それぞれ受け取り方、感じ方が違います。生きてきた環境、経験によって培われたからこその『良い』があり、変わることもあり、変わらないこともある。そんな中、広義の意味で不変である『能』というもののお話です。この作品の『良い』を受け取ってもらうために、僕も僕の今の『良い』を全力で注ぎます。皆様の心に残るものがあればこれ以上はありません。放送をお楽しみに」と話している。
溝口侃アニメーションプロデューサーは「私が大学生の頃の能楽の印象は、伝統芸能という堅苦しく古臭いもので自分にとっては縁遠い世界だと感じていました。しかし、のちに教えを受ける津村禮次郎先生の『能楽は室町時代のコンテンポラリーダンスなんだよ』という言葉に衝撃を受けて自身でも能楽を学ぶことになります。そして、能楽を介して当時の人々と今の私たちが繋がっているという感動が『ワールド イズ ダンシング』を読んだ時にはっきりとよみがえりました。本作では猿楽(のちの能楽)や田楽といった芸能が昔からある古典としてではなく、室町時代の最先端の文化としてみずみずしく描かれており、その当時の創作への熱量が現代と変わらないものであることを伝えてくれています。そこで、そんな室町時代において大衆芸能の最前線だった能楽にまつわるこの物語を、現代においてエンタメの最前線であるアニメで表現したら面白いところにたどり着けるんじゃないかと思い企画を立てました。この作品が現代を生きる皆さんにはもちろん、願わくば時代を超えて見てもらえる、古典アニメとなってくれたらと思います」とコメント。
音楽を担当する篠田大介さんは「室町時代に観阿弥・世阿弥によって大成し、現代においても日本の伝統芸能としてとても重要な無形文化財である『能』。世阿弥(鬼夜叉)を主人公とし、その『能』を題材とした本作にお声がけいただいた時、その内容、スケール感にとてもワクワクしました。日々葛藤しながら芸に励み、成長していく鬼夜叉の姿には、現代に生きる我々にも通ずるものを感じます。まだ詳細は明かせませんが、音楽もとても重要な役割を担わせていただいており、随所に聴かせどころを準備しております。長い年月をかけて監督始めスタッフの皆さんと創り上げてきたこの作品、ぜひ楽しみにしていただければと思います!」とメッセージを送った。
型付監修の津村さんは「猿楽の能が能楽として現代まで生きながらえ引き継がれて来たことは、その時代と一座の頭であった観阿弥、世阿弥親子の働きなくしてはありえない。そのドラマがアニメーションとして世に出る制作に関わることは能楽師にとっては新たな伝統の一ページでもある。古典が古典に留まることなく広く親しまれることを望んでいる」とコメントを寄せている。
同作は、マンガ誌「モーニング」(講談社)で2021年3月~2022年10月に連載された。1374年、南朝と北朝の争いが続く動乱の時代が舞台。猿楽を舞う家の子として生まれた少年・鬼夜叉は、「なぜ人は舞うのか」とぼんやりした疑問を抱きながら、気持ちの晴れない日々を過ごしていたが、ある日“よい”舞に出会う。
アニメは、「舟を編む」「バクテン!!」などの黒柳トシマサさんが監督を務め、「ウマ娘 シンデレラグレイ」などのCygamesPicturesが制作する。花守ゆみりさんが主人公の鬼夜叉(世阿弥)を演じる。
監督:黒柳トシマサ▽キャラクターデザイン:佐々木啓悟▽シリーズ構成・脚本:川滿佐和子▽副監督:淵本宗平▽サブキャラクターデザイン:久武伊織▽プロップデザイン:おだし▽美術設定:緒川マミオ▽美術監督:小倉宏昌、井上一宏▽色彩設計:佐藤直子、成毛久美子▽3D監督:中野祥典▽撮影監督:菊池優太郎▽編集:平木大輔▽音響監督:長崎行男▽音楽:篠田大介▽題字:根本知▽型付監修:津村禮次郎▽振り付け:森山開次、川村美紀子▽能楽監修:川口晃平▽歴史監修:清水克行▽アニメーションプロデューサー:溝口侃▽アニメーション制作:CygamesPictures
「ワールド イズ ダンシング」PV
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