月夜行路 ―答えは名作の中に―
第三話 ルナVS江戸川乱歩トリック狂の殺人…通天閣の頭脳戦
4月22日(水)放送分
俳優の岡田将生さんが主演を務めるTBS系金曜ドラマ「田鎖ブラザーズ」(金曜午後10時)。質屋の店主・足利晴子役の井川遥さん、主人公・田鎖真(岡田さん)とバディーを組む刑事・宮藤詩織役の中条あやみさんに、ドラマ初共演となる互いの印象や、ドラマの見どころなどについて聞いた。
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「田鎖ブラザーズ」は刑事の兄・田鎖真と検視官の弟・田鎖稔(染谷将太さん)の“田鎖ブラザーズ”が、日々目まぐるしく起こる凶悪事件に捜査に当たりながら、公訴時効が廃止される2日前に時効が成立してしまった31年前の両親殺害事件の真犯人を追うという物語。
井川さん演じる足利晴子は、“田鎖ブラザーズ”とは彼らの両親殺害事件後に知り合い、以来弟のように気にかけている。元新聞記者という人脈を生かし、真から依頼された事件に関わる入手困難な情報を収集し提供する“情報屋”としての顔も併せ持つ。
中条さん演じる宮藤詩織は、青委警察署刑事課強行犯係・巡査部長。現場の最前線で事件に立ち向かう、りりしく芯のある刑事。真とは価値観が異なり衝突を繰り返しつつもバディーとしての絆を深めていく。
ーー台本を読んでどのような印象を持ちましたか?
井川さん 兄弟の結びつきが強くて、両親を幼い時に亡くしてしまい、二人で生きていくしかなかった故なんだと思いました。真と稔が捜査を続けていく中で、もし真相が明らかになった時、二人はどうなってしまうのだろうと興味深く読みました。真は時に荒々しく見える破天荒さがありますが、どこかにさみしさを感じます。お兄ちゃんとして弱さを見せないできたものが、そう感じさせるのかもしれないですね。弟の稔は自分の世界があって口数も少なくナイーブで真面目。でこぼこの兄弟のようで、事件に向かっていく二人の熱量は等しく感じます。
中条さん 井川さんが全ておっしゃってくれました(笑)。刑事と検視官のバディーって、今まであまりなかったんじゃないかなと思うんです。2人の観察力と青委警察署のチームワーク、足で事件を解決する泥臭さ、『こういうふうに事件が解決されていくんだ』という独特な描写がとても面白いストーリーになっていると思いました。
井川さん それから、晴子は真を介して詩織と知り合うのですが、詩織の生真面目で正義感が強くまっすぐな中に、もろさを感じた晴子は放っておけなかったんだと思います。理解し合えるからこそ生まれた姉妹のような関係が描かれていきます。
中条さん 私が演じる詩織は、すごく真面目でせっかちで厳しい部分があって、仕事で成果を得たいという思いを抱いています。信じられるのは数字のみ……というキャラクターなのですが、そんな詩織のもとにやる気がなさそうな正反対の真がやってくる。そのちぐはぐ感や、真を介して詩織にもどんどん仲間が増えていく展開を見ると、真が新しい風を吹かせてくれたなと思いますね。その出会いがすごく大きくて、運命の分かれ道でもあるのかなと考えながら演じています。
ーー演じる上で意識したことや、苦労したことはありますか?
井川さん 真と稔と話すとどうしてもシリアスになってしまいがちですが、晴子のからっとしたざっくばらんな感じを意識するようにして手探りで演じています。苦労したことは、捜査の手助けをする元新聞記者ならではの鋭さや事件全体を把握しておくことなど、晴子は現場に出向くことはないからこそ、整理しておく必要がありました。
中条さん 強行犯係は泥臭くて細かい地道な作業を続けていく中で、事件のヒントを見つけ出すという役どころ。自分が出ていないシーンに手がかりがあったりすると、それを踏まえてその後のシーン演じなければいけないんです。台本を見落としてしまうと芝居が変わってきてしまうので、「見逃してないかな?」とチェックするのが毎回恐怖ですね(笑)。あとは、捜査の時とオフの時で「空気を変えてほしい」と監督からも言われているので、居酒屋でたわいもない会話をしているシーンなどは、捜査のシーンとのギャップを意識して演じています。
ーー本作でドラマ初共演を果たした井川さんと中条さん。もともと中条さんは井川さんのファンだったということですが、実際に共演されてみていかがですか?
中条さん ずっと井川さんの大ファンで、お芝居はもちろん、まとっている空気が唯一無二な方で、井川さんを見て「こんなすてきな大人になれたらいいな」と思いながら育ちました。以前、別のお仕事でお会いしたのですが、それからすぐに「田鎖ブラザーズ」のお話があったので、勝手に運命を感じています。
井川さん うん。ご縁を感じるよね。
中条さん 現場でご一緒したら、意外なギャップというか、おちゃめな部分があって……。さらに大好きになって、今は“沼”です(笑)。
ーー井川さんのおちゃめな一面とは?
中条さん 私は井川さんとお会いすると、うれしすぎて“喜びの舞”を踊ってしまうのですが、ある日、井川さんのほうから舞を踊ってくれたんです!
井川さん 動物のコミュニケーションみたいな(笑)。セッションみたいな感じでね。
中条さん それが本当にうれしかったです!
井川さん 別の機会ですが、初めてあやみちゃんと会った時に少しだけ話す時間があったんです。チャーミングで誰からも愛されるような、一瞬で人を虜(とりこ)にしてしまうような幸せオーラをまとっていました。「田鎖ブラザーズ」での2人のファーストシーンは、ある程度回が進んだシーンだったのですが、いきなり関係性が深まったところからスタートしても、一緒に時間を重ねてきたように演じることができたので良かったです。晴子と詩織のシーンは、心が少し休まるような、そんな感じになればいいなと思っています。
ーー最後に、ドラマの見どころを教えてください。
井川さん 真と稔の兄弟の絆や事件を追う二人の熱量に、苦しくも没入してしまうストーリーだと思います。そしてエピソードごとに展開される事件もまたかけがえのない家族の話です。意表をつく展開から目が離せません。過去と現在、日常や記憶が交差して見応えのあるドラマだと思います。
中条さん 事件を追う中でいろんな感情が交錯して、許しや憎しみといった対極の感情が生まれていく。そんな展開も面白いですし、すごくすてきなお芝居をされる方々が、個性的なキャラクターを演じられている姿を見て、客観的な目で楽しませてもらっています。視聴者の皆さんにも、青委警察署のキャストたちの雰囲気と事件のギャップを楽しんでもらえたらうれしいなと思います。
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