風、薫る:バーンズのスパルタ授業に視聴者ビックリ? 第26回は70%前後の高い注目度でエンディングまで推移

連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK
1 / 2
連続テレビ小説「風、薫る」のロゴ (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第26回(5月4日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時11分の72.5%だった。

あなたにオススメ

 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 ◇バーンズ先生、最初の授業は?

 第26回は、看護指導の教師、バーンズ(エマ・ハワードさん)がスコットランドからやってきた。直美(上坂さん)と多江(生田絵梨花)が通訳をしながら、すぐに授業が始まるが、内容は生徒たちの想定外のことばかりだった。りん(見上さん)はバーンズに質問をしてみる。

 テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、主題歌が流れるオープニング終了後は60%台後半以上で推移。ほぼ横ばい状態で、常に視聴者の関心をドラマに集中させ続けた形で、3回、計5分間、70%台にも乗った。

- 広告 -

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇スパルタ授業に、視聴者もずっと緊張状態?

 ようやくスコットランドから到着したバーンズ先生。その授業は、生徒たちにはもちろん、視聴者にも想定外のことばかりだったようで、注目度はほとんどの時間で70%前後を推移し、最後まで高い注目度が続いた。

 3回、計5分間、70%台に乗ったが、最初の70%台は午前8時4分の71.6%。初めて、生徒たちと顔合わせをしたバーンズ先生は、生徒を引き連れ、教室を出ていく。どこに行くかわからなかった生徒たちが向かったのは教員宿舎だった。「ここが教室です」と言うと、バーンズ先生はこれから毎日、全部屋のベッドのシーツを毎日変えるよう指示する。その意味は説明されないので、生徒たちも「?」だ。

 次の70%台は、午前8時8分(70.9%)と午前8時9分(71.3%)。8分台は、ベッドのシーツを交換していたりんがバーンズ先生に「見てましたか?」と作業を止められる場面。りんは「見てましたが、何が看護なのでしょう?」と尋ねるが、「Think for yourself」と答えるだけだ。直美は「胸に手をあてて考えなさい……か」、泉喜代(菊池亜希子さん)は「牧師さまにもそういう方、いらっしゃいますね~」とそれぞれぼやく。

 9分台は、そんな直美にやってみなさいとバーンズ先生が指示。バーンズ先生とシーツを交換するが、うまくいかない。バーンズ先生は「ふざけているのですか?」と言って、繰り返させる。

 最後の70%台は、午前8時11分(72.5%)と午前8時12分(70.3%)。この日のピークだった11分台は、教室や宿舎の掃除に明け暮れる生徒たちの様子が描かれる。足音がして、バーンズ先生がやってくると、窓枠に指をやり、ほこりが残っていないか確認する。喜代が思わず「小姑みたい」というのがぴったりだ。

 12分台は、そんな意味不明の授業が始まって1カ月がたったころ。直美がシーツ交換をし終わったところにバーンズ先生がやってきて、「これは……看護です」。すぐにシーツをやり直そうとした直美が、「えっ」とバーンズ先生を見る気持ちもわかる。掃除していたりんたちにも「これが看護です」と言う。

 衛生状態を保つことの重要性を伝えるという狙いがなんとなくわからなくはないが、バーンズ先生の授業は極端で、徹底している。視聴者もエンディングまでほぼクギヅケ状態だった。事件が起こるわけではない午前8時11分台がなぜこの日のピークだったか、今一つ分からないが、バーンズ先生のスパルタ授業で、視聴者の緊張感もある種、頂点に達したのかもしれない。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事