本木雅弘さんの主演映画「黒牢城」(黒沢清監督、6月19日公開)が現地時間5月19日、フランスで開催中の第79回カンヌ国際映画祭の「カンヌ・プレミア」部門で世界初お披露目された。
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現地には主演の本木さんのほか、菅田将暉さん、青木崇高さん、人気グループ「Snow Man」の宮舘涼太さん、黒沢清監督が参加。日中に実施されたフォトコールでリラックスした笑顔を見せていた一同は、上映前の夕方には正装のタキシードを着こなし登場すると、昼間の表情とは一変、引き締まった緊張の面持ちで、無数のフラッシュを浴びながら一歩ずつ進んだ。
その後、「Salle Debussy(ドビュッシー・シアター)」で公式上映。1000席を超える場内は満員の観客で埋め尽くされた。会場には、是枝裕和監督をはじめ、濱口竜介監督、深田晃司監督、石川慶監督、岨手由貴子監督らの姿もあったという。
今年のカンヌ映画祭は、「オールド・ボーイ」(2003年)などで知られる名匠パク・チャヌク監督が、韓国人としては初の審査委員長を務めていることでも話題だ。「黒牢城」が出品された「カンヌ・プレミア」部門は、同映画祭に2021年に新たに設けられ、これまでに細田守監督作「竜とそばかすの姫」(2021年)や北野武監督作「首」(2023年)、深田晃司監督の「恋愛裁判」(2025)などが選出された。世界的に注目度の高い監督による「今、最も上映されるべき話題の新作」が一堂に会しプレミア上映されるセクションとして、世界中のメディアから高い関心を集めている。
黒沢監督の作品が同映画祭に出品されるのは、2001年の「回路」(第54回、ある視点部門)、2003年の「アカルイミライ」(第56回 、コンペティション部門)、2008年の「トウキョウソナタ」(第61回、ある視点部門審査員賞受賞)、2015年の「岸辺の旅」(第68回、ある視点部門監督賞受賞)、2017年の「散歩する侵略者」(第70回、ある視点部門)に続いて6度目。
米澤穂信さんの「黒牢城」(角川文庫/KADOKAWA)は、2021年に刊行され、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞のダブル受賞など数々の賞に輝いた人気作。戦国時代の有岡城が舞台となり、君主・荒木村重(本木さん)は暴虐な織田信長のやり方に反発し、籠城作戦を決行するが、怪事件が次々と起こる。容疑者は密室と化した城内に居る家臣や身内の誰か……。誰もが疑心暗鬼になっていく中で、村重は牢屋に囚われた危険な天才軍師・黒田官兵衛(菅田さん)と共に事件の解決に挑む……という戦国系心理ミステリー。黒沢監督にとってキャリア初の時代劇となる。6月19日に公開予定。
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