解説:春ドラマも佳境へ 深夜ドラマが意外な躍進 34%増のダークホースも

「余命3ヶ月のサレ夫」で“シタ妻”を演じている桜井日奈子さん
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「余命3ヶ月のサレ夫」で“シタ妻”を演じている桜井日奈子さん

 4月期の春ドラマが次々と佳境へと差し掛かりつつある。前クールと比べても厳しい立ち上がりという傾向が強かった春ドラマだが、折り返し点を過ぎて状況は変わったのか。人気のバロメーターの一つでもあるTVerのお気に入り登録者数でまとめた。

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 上位をみてみると、順調に登録者数を伸ばしているものの、10万以上増えた作品は見当たらない。5月2日と31日の数字で比較してみると、シーズン11の「孤独のグルメ」(テレビ東京系、金曜深夜0時12分)が85.2万から87.7万、「月夜行路-答えは名作の中に-」(日本テレビ系、水曜午後10時)が67.3万から71.9万、TBS系日曜劇場「GIFT」(日曜午後9時)が63.8万から69.2万、「田鎖ブラザーズ」(TBS系、金曜午後10時)が62.8万から68.0万と、シーズン11で固定ファンの多い「孤独のグルメ」以外は、いずれも1カ月で5万前後は大ブレークはしていないものの、登録者数を増やしている。

 なお、春ドラマの中で1カ月で最も登録者数を増やしたのは、黒木華さん主演、野呂佳代さん共演の「銀河の一票」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)だった。放送間もない5月2日は43.4万だったが、7.4万増やして50.8万と大台を突破。都知事選という政治ネタを扱いつつ、段々仲間を増やしていくメリハリのきいた展開が支持を集めているようだ。

 また、ダークホースとして「余命3ヶ月のサレ夫」(テレビ朝日系、金曜11時15分)の躍進も記しておきたい。主演・白洲迅さん、ヒロイン・桜井日奈子さんの不倫リベンジもので、桜井さん演じる“シタ妻”の突き抜けた怪演ぶりも話題を呼んでいる。5月2日時点では19.4万だった登録者数も、31日時点では26.1万に達し、実に34%以上の激増となった。深夜帯では、宮澤エマさん主演の「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」(月曜午後11時06分)、水崎綾女さん、篠田麻里子さん矢吹奈子さんトリプル主演の「サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~」(水曜深夜1時)と、テレビ東京おなじみのドロドロ系サスペンスも、それぞれ42.5万から45.3万、38.9万から40.8万と登録者数を増やした。

 分かりやすいヒット作がなく、厳しいとされている今年の春ドラマだが、お気に入り登録者数が及第点の50万を突破した作品は10本ある。「リブート」(TBS)、「再会~Silent Truth~」(テレビ朝日)が登録者数100万を突破した前クールも11本と、作品群全体でみてみると大差はなく、コアなドラマファンが減ったということではなさそうだ。どの作品もこれから佳境にさしかかるタイミングで、ラストスパートに期待したいところだ。(MANTANWEB/立山夏行)

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