ラノベ質問状:「緋弾のアリア」 凶悪犯と戦う学園アクション テレビアニメに続く展開も

 話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、アニメ化が決まった赤松中学さん作、こぶいちさん画の「緋弾のアリア」(メディアファクトリー)です。MF文庫J編集部の笹尾明正さんに作品の魅力を聞きました。

ウナギノボリ

 −−作品の魅力は?

 武力を行使する探偵−−通称「武偵」を育成する特殊な高校を舞台に、強襲科(アサルト)の超エリートであるアリアと、探偵科(インケスタ)所属で平穏を望む一般人のキンジがパートナーとなって凶悪犯と戦う学園アクションです。他にも刀を振り回す危険な巫女(みこ)の白雪や、変装の名手で小悪魔な理子、無口で狙撃が得意なレキなど、個性的なキャラクターたちが所狭しと駆け回る……。そんな作品です。

 −−作品が生まれたきっかけは? 

 もともとは無口な女の子が推理部という部をつくって、いろいろな事件を解決するというミステリーものだったのですが、男性読者を意識しながら検討を重ねていくうちに、どんどんアクションの要素が濃くなってきて、最終的には逆にほとんど推理をしない話になってしまいました。

 −−作者の赤松中学さんとイラストレーターのこぶいちさんはどんな方でしょうか?

 赤松中学先生は非常に研究熱心な方です。また、1分1秒まで執筆時間を大事にされる方で、過去には「1日3食をすべて流動食にすると、さらにあと数十分、書く時間を増やせる」という発言もあったほどです(それは体によくないのでやめたほうが……と止めましたが)。こぶいち先生は、描かれる女の子キャラがとにかく可愛くて、かつ男子キャラもすごくカッコいいというすてきなイラストレーターさんです。雑誌のインタビュー記事で「挿絵の仕事をやってみたい」と答えられていたのを見て、即座に依頼のメールを出しました。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 「緋弾のアリア」をご存じなかった皆さま、可愛い女の子がカッコよくアクションしてます。気になる方は、ぜひ書店でお手に取っていただけますと幸いです。そして読者の皆さま、いつもありがとうございます。コミックス1巻発売、テレビアニメ化決定に続き、さらなるメディアミックス展開も企画進行中ですので、本編共々、今後の「緋弾のアリア」にどうぞご期待ください。

メディアファクトリー MF文庫J編集部 笹尾明正

緋弾のアリア 赤松中学著 こぶいち画 メディアファクトリー 1~6巻発売中

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