小池徹平:「誰か止めて」酒がやめられない悩み告白 「鉄の骨」でNHKドラマ初出演

NHKドラマ「鉄の骨」の会見に出席した小池徹平さん
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NHKドラマ「鉄の骨」の会見に出席した小池徹平さん

 俳優の小池徹平さん(24)が8日、NHKドラマ初出演となる「鉄の骨」の会見に出席した。会社のために談合に加担する若きゼネコン社員を演じる小池さんは「やめなければいけないと思っているのにやめられないこと」を聞かれて「お酒です」ときっぱり。「お酒好きなんですけど、飲みすぎるところがありまして。自分でもやめなきゃなと思うんですけど、酔っぱらえば酔っぱらうほど飲みたくなっちゃって。本当に誰か止めてほしいです」と告白していた。

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 「鉄の骨」は、作家の池井戸潤さんが建設業界の内幕を描いた吉川英治文学新人賞受賞作(講談社)が原作。中堅ゼネコン「一谷組」に入社して3年の富島平太(小池さん)が、会社のために談合に加担することになり、業界の深い闇の中で葛藤(かっとう)する……という社会派エンターテインメント。

 小池さんは役作りについて「役を通してみなさんと談合を知っていく方がいいのかなと思って演じた」と語り、第1回を見て「初見はなかなか客観的に見ることができないが、今までにないぐらい作品に引き込まれていった。あっという間に見終わってしまった」と満足げで、サラリーマンについては「自分自身を奮い立たせて、嫌なことを乗り越えて頑張っている背中を見ていると、見ているだけで学ぶことがある。僕自身はすごくステキな職業だと思っています」と語っていた。

 談合推進役の「一谷組」常務を演じた陣内孝則さん(51)は「談合には互助会的な意味合いがあったんだということを知った。自分なりに正義感を持って演じられた」と語り、小池さんを「これだけやりたい放題の役者のなかで、主役然とした表情をしている」と絶賛した。

 磯智明チーフプロデューサーは「談合というのは利益をうまく配分する日本的システムだったが、世の中の流れが変わり、それが犯罪行為になる中で、建設業界の人たちが何を見て何を感じたのかを若きゼネコン社員の目線を通して、彼の成長とともに描くドラマ」と説明している。7月3日から総合テレビで毎週土曜午後9時放送。全5回。(毎日新聞デジタル)

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