宝島社:40代向け「GLOW」ほか女性誌2誌新創刊 ともに30万部発行

宝島社新雑誌発表会の様子
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宝島社新雑誌発表会の様子

 宝島社は29日、10月新創刊の女性月刊誌2誌の概要を発表した。40代女性をターゲットにしたファッション誌「GLOW(グロー)」(10月28日創刊)と、総合ファッション誌「リンネル」(10月20日創刊)で、ともに30万部を発行する。

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 「GLOW」は、「ファッション」と「美容」が2大テーマ。発表会で配布されたパイロット版(見本誌)では、同世代の女性から人気を集めるYOUさんがカバーを務めている。これまで同社の女性ファッション誌「spring(スプリング)」「InRed(インレッド)」の編集長を歴任した大平洋子さんが「GLOW」の編集長に就任し、「40代女性がどんな場面でも求めているのがツヤのある輝き。輝きたいと思う気持ちがある人すべてに読んでほしい」と語った。

 「リンネル」は、ファッションやライフスタイルで流行だけを追うのではなく自分自身の着心地や暮らしを大事にするナチュラル系と呼ばれる読者を幅広くターゲットとしている。08年に季刊誌としてスタートしてから、同系統の雑誌での売り上げシェア1位を誇っており、月刊化に当たり、今後はファッションだけではなく、衣食住の生活全般をプロデュースする総合誌に衣替えする。

 宝島社は、89年に日本初のストリートファッション誌で10代女性向けの「CUTiE(キューティ)」を創刊。その後、世代やファッションスタイル別に「spring」(96年)「sweet(スウィート)」(99年)「InRed」(03年)などを創刊。女性に人気のブランドアイテムを付録にし、幅広い層から支持を得ている。「sweet」は今年1月から100万部以上を発行しており「日経MJ09年ヒット商品番付」で「前頭」にランクインしている。

 高杉純一広告局長は「『GLOW』、『リンネル』どちらのカテゴリでもナンバーワンを目指したい。出版不況といわれる時期に2誌を出すことは雑誌の力を信じているということ。雑誌の力を世の中に理解していただくためにも成功しなくては」と業界全体のけん引役として誓っていた。(毎日新聞デジタル)

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