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11月21日(木)放送分
テレビ朝日・ABC系列で放送の夏の高校野球を伝えるスポーツ情報番組「熱闘甲子園」がレギュラー放送開始から30周年を迎える。3日には東京・六本木のテレビ朝日で番組関連イベントが行われ、元巨人でPL学園のエースだった桑田真澄さんがスペシャルゲストとして出席した。
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イベント会場では、実際の甲子園球場の土で作ったという原寸大の直径約5.5メートル、高さ25.4センチのマウンドを再現し、桑田さんが甲子園で優勝を飾った懐かしのPL学園のユニホーム姿で登場。同番組の長島三奈キャスターとナビゲーターの栗山英樹さんが見守る中、記念セレモニーの始球式に臨み、甲子園のマウンドについて「神聖な場所ですね。精神が研ぎ澄まされるというか、ここではごまかしがきかないんです。今の土の状態は水をまいたばかりの感じですが、土が乾いてくると落ちた汗がジュワーッと音をたてるような、それぐらい熱いイメージがありますね。ただ、傾斜はなだらかで投げやすいマウンドです」と振り返った。
高校1年から甲子園に5回連続出場してそのうち2度の優勝、投手としても通算20勝という輝かしい成績を残している桑田さんは、甲子園の知られざるエピソードも披露。1年で出場した83年の65回大会、池田高校の元巨人・水野雄仁投手からホームランを打った場面について「あの時は突然インハイを狙え、という声が天からおりてきたんです」と打ち明ける一幕もあった。
7日午後11時からの番組開始に際し、イベントに出席した長島キャスターと栗山さんも意気込み。長島キャスターは「熱く、温かく球児の表情を伝えたい」、同番組とともに育ってきたという栗山さんも「三奈ちゃんの言いにくいことをフォローしながら、今年も命がけで伝えていきたい」と語った。
なお、同番組放送30周年を記念した展示会「熱闘甲子園30th展」も開催される。テレビ朝日1階アトリウムで15日まで。会場内には桑田さんが始球式を行った原寸大のマウンドがある他、81年から30年間の大会の歩みが分かる選手の写真や新聞記事、06年に優勝した斎藤佑樹投手の寄せ書きなど、甲子園で活躍した選手たちの貴重な品々が展示されている。(毎日新聞デジタル)
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