笹野高史：51歳差の少女と「みんなのうた」でデュエット　阿木＆宇崎コンビのロック

　09年の大河ドラマ「天地人」で豊臣秀吉を演じるなど名脇役として知られる俳優の笹野高史さん（62）が「みんなのうた」（NHK）で、51歳年下で子役の宮武祭さん（11）とデュエットし、本格的な歌に初挑戦する。笹野さんらが歌う「グランパツイスト」は、山口百恵さんのヒット曲を数多く手がけた阿木燿子さん（作詞）、宇崎竜童さん（作曲）のコンビによるロックンロールで、12月～11年1月に放送される。

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　笹野さんは新劇「自由劇場」で俳優デビュー。人気映画「男はつらいよ」シリーズをはじめ、数多くの舞台、映画、ドラマに脇役として出演。09年のドラマ「結党！　老人党」（WOWOW）で初主演を務めた。映画「武士の一分」（06年）で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、毎日映画コンクール男優助演賞などを受賞した。ミュージカル「上海バンスキング」では特技でもあるトランペットを披露している。

　宮武さんは99年生まれ。ドラマなどに出演する一方、女優の桜庭ななみさんらによる５人組ユニット「bump.y（バンピー）」の最年少メンバーとしても活動し、歌にも挑戦している。

　「グランパツイスト」は、農村の老若男女の喜怒哀楽を描く作風の人形作家・高橋まゆみさんの創作人形にインスピレーションを得て作られた楽曲で、グランパ（祖父）と孫娘の内緒話がテーマ。映像に登場する人形の撮影は9月、高橋さんが住む長野県飯田市の自然の中で行われた。

　放送は総合テレビで月～金曜の午後1時55分～同2時ほか。（毎日新聞デジタル）