熱中時代:水谷豊の学園ドラマが佐藤隆太主演で復活 ヒロインに松下奈緒

スペシャルドラマ「熱中時代」で、新たな「熱中先生」を演じる佐藤隆太さん=日本テレビ提供
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スペシャルドラマ「熱中時代」で、新たな「熱中先生」を演じる佐藤隆太さん=日本テレビ提供

 水谷豊さんが小学校の熱血教師を演じ、40%以上の視聴率を記録した1978~79年の人気学園ドラマ「熱中時代」が、佐藤隆太さん主演でスペシャルドラマとして復活することになった。ヒロインの女性教師役には、タイトルが今年の新語・流行語大賞にも選ばれ社会現象ともなったドラマ「ゲゲゲの女房」で主役を務めた松下奈緒さんが演じる。ドラマでは「ルーキーズ」以来の熱血先生役となる佐藤さんは、数年ぶりのまとまった休暇を返上してオファーを快諾したという。来年、日本テレビ系で放送される。

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 「熱中時代」は、水谷さん演じる熱血漢の小学校教師、北野広大が、生徒たちと正面から向き合い、さまざまな問題に体当たりでぶつかって解決していく学園ドラマとして、78年10月から半年間放送。最終回の視聴率が40%を超える大ヒットとなり、主題歌「僕の先生はフィーバー」も人気を集めた。79年には刑事編、80年には先生編の続編が放送され、いずれも高い視聴率を記録した。

 新作はシリーズの30年後が舞台。かつて北野の授業を受けたことから、教師を志した主人公の南雲大地(佐藤さん)は、教員採用試験に落ち続けていたが、ひょんなことから区立若葉台小学校3年2組の担任になる。どんなことにも子どもと同じ目線で体当たりでぶつかっていく大地だったが、ある出来事がきっかけで子どもと距離をとるようになった1組の担任、朝比奈遥(松下さん)は、それを冷ややかな目で見つめていた……というストーリー。教育理論に精通しながら自らの教育スタンスに悩む教師、東条慶介を市川亀治郎さん、さばさばした男っぽい性格で校長の家に下宿している教師、瀬口真理を小池栄子さんが演じるほか、渡辺いっけいさん、石野真子さんらも出演。「てぃだかんかん」「ボックス!」などを手がけた李闘士男さんが監督を務める。

 佐藤さんは、「まさか自分に声をかけていただけるとは思ってもいなかったので、ただただビックリしました。リアルタイムで『熱中時代』に夢中になっていた方々に『熱中時代やるの!!?』って、すごいリアクションで聞かれるんです。なのでこの作品に参加できるというのが本当に光栄なんですけど、同時に相当なプレッシャーでもありますよね。僕も改めて水谷豊さんや素晴らしい役者さんたちが演じられた『熱中時代』を見返したのですが、今見ても、本当に面白い!!オリジナルの熱中時代に負けないよう、新しい熱中時代で精いっぱい頑張りますのでぜひ!ご期待ください」と意気込みを語っている。松下さんも「作品がすごく大きいので……。だからこそプレッシャーを感じないように、この作品は『熱中時代』ですけれども、また新しく生まれ変わった別の作品という気持ちで撮影をさせていただいています。大人の方も子どもの皆様も楽しめる作品になると思います。ぜひ!お楽しみに」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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