涼宮ハルヒ:4年ぶり最新刊「驚愕」5月に一挙2巻 世界同時発売も

シリーズの第1巻に当たるライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」の表紙(10年限定カバー)
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シリーズの第1巻に当たるライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」の表紙(10年限定カバー)

 人気ライトノベルの最新作「涼宮ハルヒの驚愕(きょうがく)」(作・谷川流、イラスト・いとうのいぢ)が11年5月25日、2巻同時発売されることが決まった。第9巻「涼宮ハルヒの分裂」(07年4月)から4年ぶりの最新作で、前後編計600ページの長編となる。当初、07年6月の発売予定が延期され、10年4月に「ザ・スニーカー」で一部を先行掲載し、年内刊行の見通しを発表していた。

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 「涼宮ハルヒ」シリーズは、超常現象が大好きという変わった女子高生の涼宮ハルヒが、平凡な男子高校生のキョンらと学校非公認の部活動「SOS団」を結成して活動を始めると、不思議な出来事が次々と起こるというSFコメディー。03年6月に第1巻「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」が発売され、1~9巻で計650万部を発行している。

 06年にテレビアニメ化され、エンディングテーマのダンスをまねた動画がインターネットの動画サイトに次々と投稿されるなどネットを通じて大ヒットした。09年の2度目のアニメ化では、最初は06年の再放送分を放送しながら、突然新シリーズを入れる異例の手法でも話題となった。2月には劇場版アニメ「涼宮ハルヒの消失」も公開された。

 27日発売の「ザ・スニーカー」(角川書店)11年2月号では、スニーカー文庫の坂本浩一編集長が、当初の年内発売を実現できなかったことを謝罪、現在編集作業に着手していると報告した。さらに「ライトノベル界では前人未到の世界同時発売をすることになりました」と明かしている。詳細は1月29日に角川書店のウェブサイトで随時告知していくという。(毎日新聞デジタル)

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