M-1グランプリ:島田紳助「また違う形で…」復活も示唆

「M-1グランプリ」決勝後の会見で10年を振り返った島田紳助さん
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「M-1グランプリ」決勝後の会見で10年を振り返った島田紳助さん

 お笑いコンビ「笑い飯」が悲願の初優勝を果たした最後の「M-1グランプリ」決勝戦が26日、開かれた。M-1の生みの親で大会委員長の島田紳助さんは決勝後の会見で、「(若手から)めちゃめちゃ苦情が来ました。なくしたらあかんなとつくづく思います。いったんはやめて、また違う形で……」と復活の可能性を示唆した。

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 「M-1グランプリ」は01年、紳助さんが「漫才に恩返しをしたい」と企画。結成10年以内のコンビならアマチュアでも出場できる漫才日本一を決めるコンテストとして、人気を集めた。初代王者の「中川家」以降、「ますだおかだ」「フットボールアワー」「アンタッチャブル」「アンタッチャブル」「ブラックマヨネーズ」「チュートリアル」「サンドウィッチマン」「NON STYLE」「パンクブーブー」が優勝。各コンビとも優勝後、スポンサーのオートバックスのCMなどに出演してブレーク。若手漫才師の最大の目標となっていた。

 10年目の今年が最後の開催となる決勝には、9回目の決勝進出を決めた「笑い飯」、同じく10回目の挑戦となる「ナイツ」、09年の決勝で5位となった「ハライチ」のほか、初進出の「カナリア」「ジャルジャル」「スリムクラブ」「銀シャリ」「ピース」が出場。決勝進出の最後の1枠をかけた敗者復活戦は、09年王者の「パンクブーブー」が勝ち抜いた。「パンクブーブー」「笑い飯」「スリムクラブ」で争われた最終決戦は、「笑い飯」4票、「スリムクラブ」3票だった。

 紳助さんは10年を振り返り、「たくさんのスターが育ってくれた。僕の中では漫才に対する申し訳ないという気持ちがあったのでこの大会をやりたいと(言った)。そして演じる人が納得して帰れるものを作りたいと思ってきた」と語り、「今日も納得してくれた。点数が公表されるということは審査員のセンスも問われるし、審査員が審査されている。みんなが納得して、(笑い飯以外の出場)メンバーが祝福してる姿を見てうれしかった。10年間、よかった」と満足げだった。

 今回で終了する理由については「視聴率もいいし、やめる必要はないといわれますが、一つの現象を起こしたときは10年でやめないと盛り下がっていってしまう。M-1という言葉がつまらん言葉になったらいかん」と話した。

 会見で10代目王者の「笑い飯」の哲夫さんは「NGKで来年、M-1ライブをやりたい。ゆくゆくはテレビ中継してもらったりできれば。M-1を知ってる我々の主催でやりたい」と語り、西田さんは「M-1で優勝することを目指して頑張っていた。(M-1を)いつか復活して恩返ししたい」と9年間挑戦し続けたM-1復活への夢を語っている。(毎日新聞デジタル)

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