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新潮エンターテインメント大賞:女性講談師・神田茜さんの「女子芸人」が受賞

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「第6回新潮エンターテインメント大賞」を受賞した神田茜さん(右)と選考委員の三浦しをんさん=東京・新宿の京王プラザホテルで2011年1月25日撮影

 新人文学賞「第6回新潮エンターテインメント大賞」(新潮社、フジテレビ共催)に女性講談師・神田茜さんの「女子芸人」(「花園のサル」を改題)が選ばれた。神田さんは25日、東京都内で行われた授賞式で「これから難しい漢字やしゃれた文句を覚えるのは無理だと思うので、あまりうまく書こうと思わずに、体験を交えたものを素直に、正直に、笑いを交えて表現していきたい」と抱負を語った。

 新潮エンターテインメント大賞は、05年に創設された公募新人文学賞。毎年違う作家が1人で選考するのが特徴で、6回目となる今年は、作家の三浦しをんさんが選考委員を務めた。神田さんは北海道帯広市出身。講談師の二代目神田山陽門下に入門し、95年に真打ちに昇進。女性の心情を面白く切なく語る、独自の新作講談が人気を集めている。受賞作の「女子芸人」は、「フェロモン」(ポプラ社)に続く2作目で、講談師として活躍中の神田さんが自らの体験を交えつつ、悲喜こもごもの芸人の世界を描いたエンターテインメント小説。

 作品について三浦さんは「現代を生きる女性、または男性にとっても、非常に切実な問題を笑いとともに描いている、大変優れている小説だと感じた。最初からいいと思っていた神田さんの作品を強く推しました」と絶賛。神田さんは「三浦しをんさんの選評の中で『物語の中で、生を受けるのを待っている登場人物に情熱をぶつけてもらいたい』という一文がございまして、涙が出るくらいうれしく、感激いたしました」と語るとともに、「三浦しをんさんに巡り合えたことで、私の人生が変わったということは間違いございません。講談の師匠は亡くなってしまったんですけど、これからは三浦しをんさんを師匠だと思い、生涯お仕えしていこうかなと思っております」と笑わせた。(毎日新聞デジタル)

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