ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
風呂づくりに生涯をささげた古代ローマ人を描いた異色のマンガ「テルマエ・ロマエ」の主人公・ルシウスが、3月5日公開の映画「アレクサンドリア」のチラシに登場。映画の主人公でローマ帝国末期に実在した女性天文学者・ヒュパティアと哲学的な談議に花を咲かせている。
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「テルマエ・ロマエ」は昨年、「マンガ大賞2010」「第14回手塚治虫文化賞短編賞」をダブル受賞したコメディーマンガ。ローマ帝国の浴場設計技師・ルシウスは、浴場づくりのアイデアに悩んでいたある日、現代日本の銭湯にワープしてしまう。しかし仕事熱心なルシウスは、そこで目にした新たな発見を次々とローマ帝国の風呂に生かしていく……というストーリー。チラシ上では、「私は、人びとが宇宙の真実や哲学に興味を持ってくれたら……と思ってるの」と語りかけるヒュパティアに対し、入浴中のルシウスが「では私は、『湯』という世界の宇宙と哲学を広めていこうではないか……」と切り返す1コママンガとなっている。
映画「アレクサンドリア」は、「海を飛ぶ夢」(04年)で05年のアカデミー賞外国語映画賞を獲得したアレハンドロ・アメナーバル監督が、ヒュパティアのたどった数奇な運命に光を当てた作品。「ナイロビの蜂」(06年)で助演女優賞(アカデミー賞、ゴールデングローブ賞)を獲得したレイチェル・ワイズさん(40)が主人公を演じる。09年に同作品が公開されたスペインでは、スペイン版アカデミー賞といわれるゴヤ賞を7部門で受賞した。
同映画ついて「テルマエ・ロマエ」作者のヤマザキマリさんは、「古代ローマがどれほど偉大なものだったのか、最後の最後に文明の叡智(えいち)を輝かせた、とある女性の存在一つですべてが語られるこの映画は、今や私にとって宝です。この映画を見終わった後、私はしばらく何も考えられなくなりました。この女性天文学者の存在に、そしてそんな彼女を映画にして残した監督にあふれるような感動を覚えます」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)
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