相棒:シーズン9 歴代最高視聴率でプロデューサー感激コメント

歴代シリーズ最高の平均視聴率20.3%で有終の美を飾ったドラマ「相棒 シーズン9」。最終回の1シーン=テレビ朝日提供
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歴代シリーズ最高の平均視聴率20.3%で有終の美を飾ったドラマ「相棒 シーズン9」。最終回の1シーン=テレビ朝日提供

 水谷豊さん主演のドラマ「相棒 シーズン9」(テレビ朝日系)の最終回(9日放送)が平均視聴率20.0%を記録し、今シリーズ平均視聴率20.3%(元日スペシャル含む)で、歴代シリーズ最高の結果を残した。同局の松本基弘ゼネラルプロデューサーは「すべてのみなさまに心から感謝いたします。あなたの『相棒』はこんなに大きくなりました。本当に本当にありがとうございました!」と感激のコメントを発表した。

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 松本ゼネラルプロデューサーは「『相棒』が『土曜ワイド劇場』の一作品として、はじめて世に出たのが10年前。その時、10年後にこんなにたくさんの人に見ていただけるようになるなんて、一体誰が想像できたでしょう?」と感慨もひとしお。「はじめからずっと見守り続けてくださった方、途中参加の方、そしてシーズン9ではじめて『相棒』を目にした方。すべてのみなさまに心から感謝いたします。あなたの『相棒』はこんなに大きくなりました。本当に本当にありがとうございました!」と感激している。

 「相棒」シリーズは、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京(水谷さん)が、その天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。00年のスタート以来、一貫して相棒を務めてきた巡査部長・亀山薫(寺脇康文さん)が「シーズン7」で辞職し、代わりに警部補・神戸尊(及川光博さん)が警察庁上層部の密命を受けて特命係に配属された。「シーズン9」は昨年10月から全18回を放送。このうち、南果歩さん、白石美帆さんがゲスト出演した第10話「聖戦」は2時間超の元日スペシャル、9日放送の最終回も2時間のスペシャルとして放送された。

 今シーズンは、重厚で骨太なストーリーと先を読ませない展開、水谷さん演じる杉下右京の天才的推理、シリアスな中にもウイットに富んだ会話、特命係を目の敵にする捜査1課の3人組“トリオ・ザ・捜一”をはじめとする個性あふれるサブキャラクターたち……といった従来の魅力はもちろん、2シーズン目を迎えて、ますます磨きがかかってきた尊と右京のコンビネーションも大きな見どころとなった。

 昨年12月23日には映画「相棒~劇場版2~」も公開され、その相乗効果もあり、全18回のうち11回で20%を超える視聴率を獲得。1月26日放送の第13話で22.5%を記録、プレシーズンの2001年1月27日放送「土曜ワイド劇場」時代に獲得した22.0%の自己最高記録を10年ぶりに塗り替えた。さらに2月23日放送の第16話の23.7%で記録を更新するなど終盤は7週続けて20%超えを連発。シリーズを通じて初めて平均20%の大台に乗せる有終の美を飾った。(毎日新聞デジタル)

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