高橋克典:「タクシーの運転手になりたかった」 NHK新番組「仕事ハッケン伝」でナレーターに

NHK新番組「仕事ハッケン伝」でナレーターを務める高橋克典さん
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NHK新番組「仕事ハッケン伝」でナレーターを務める高橋克典さん

 俳優の高橋克典さん(46)が11日、NHKの新番組「仕事ハッケン伝」のナレーターに起用され、会見を行った。番組はタレントがあこがれの企業などで働く姿を追うドキュメンタリーで、俳優でなかったら何になりたかったかという質問に高橋さんは「建築家、弁護士、タクシーの運転手……。いろいろ思いました」と笑顔で振り返っていた。

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 「仕事ハッケン伝」は、約1週間、一般社員と同じ条件で働くタレントの姿を追い、その現場を体感するドキュメンタリー。タレントは特別扱いされず、時には怒られたり、思わぬ才能を発揮したりして、過去に異なる選択をしていたらあり得たかもしれない“もうひとつの人生”を疑似体験する。

 高橋さんは「誰もが人生で岐路に立ったことがあり、選択して現在がある。。家庭も持ち、仕事もしている1人の40代の男として、もしあの時こうだったらという考えが頭をよぎるときが、時々ある。(番組には)ロマンがある」としみじみとコメント。現在の俳優業について「下手は下手なりに、自分の生きている時間をすべてかけようと思っている。見てくださる方が楽しんでいただければというのを優先順位の一番に置いている」と熱っぽく語った。

 水高満チーフプロデューサーは、他の企業ドキュメンタリーなどとの違いを「タレントがカメラが回っていなくても毎日、社員と同じ条件で働いてもらって、それを撮るというところ」と説明。高橋さんの起用について「ナレーションで会社のムード、社員の仕事にかける思いを語っていただける方。トライアル番組をやったときに、撮ってきたもの以上の雰囲気を出してもらえた」と話した。

 放送は31日から総合テレビで毎週木曜午後8時~同43分。31日はお笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーさんがレストランチェーンに入社して、調理人として働く。翌週4月7日はお笑いコンビ「ピース」の又吉さんがコンビニエンスストアの広告販促企画部で才能を開花させ、同月14日は歌手の鈴木亜美さんがアパレル業界に入社してアフリカ・ザンビアへ出張する。(毎日新聞デジタル)

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