全国にある130館の独立系映画館スタッフが選ぶ映画館で見てほしい映画のベストテン「映画館大賞2011」が発表され、湊かなえさんの小説を映画化した中島哲也監督の「告白」が1位に輝いた。2位はヤン・イクチュン監督の韓国映画「息もできない」、3位はジェームズ・キャメロン監督の米SF映画「アバター」だった。
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「映画館大賞」は09年に設けられ、今回が3回目。09年12月~10年11月末日までの公開作品の中から、洋画や邦画、自館での上映の有無の区別なく、スタッフが映画ファンにスクリーンで見てもらいたいと感じた作品を選んだ。
4位は、第1作の10年後を描いた劇場版アニメ「トイ・ストーリー3」(リー・アンクリッチ監督)、5位は米俳優レオナルド・ディカプリオさん主演の米SFアクション「インセプション」(クリストファー・ノーラン監督)、6位は吉田修一さんの小説が原作の「悪人」(李相日監督)、7位は地球人とエイリアンの異星人居住区での争いを描いたSF映画「第9地区」(ニール・ブロムカンプ監督)、8位は寄せ集め楽団の奇跡を描く仏映画「オーケストラ!」(ラデュ・ミヘイレアニュ監督)、9位は63年の名画をリメークした「十三人の刺客」(三池崇史監督)、10位はアカデミー賞最優秀外国語映画賞を受賞した「瞳の奥の秘密」(ファン・ホセ・カンパネラ監督)だった。今回から新設した劇場スタッフの投票による「2010年を象徴する作品」は「アバター」だった。
特別部門「あの人の1本」は黒沢清監督が「第9地区」、女優の夏木マリさんが「闇の列車、光の旅」(キャリー・ジョージ・フクナガ監督)を選出。また映画評論家の山根貞男さんが選んだリバイバル上映された旧作のうち最も印象が鮮やかだった「蘇(よみがえ)る名画」部門はラピュア阿佐ケ谷(東京都杉並区)で上映された「歌謡曲黄金時代 1960’s」特集の「骨まで愛して」(66年)だった。(毎日新聞デジタル)
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